【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の第7波による感染急拡大に加えて、急激な円安と資源・エネルギー価格高騰の同時進行により、回復基調であった経済活動、消費活動への悪影響が懸念される状況となっております。
また、世界経済におきましても、米国をはじめとしたインフレ抑制のための政策金利引き上げが世界経済の回復ペースを鈍くしたほか、半導体等原材料の物流混乱、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー調達難の影響も続き、依然として不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当第2四半期において当社グループは、第2次中期経営計画(Futaba Innovation Plan 2023)で掲げた方針に基づき、諸施策の取り組みを更に深化させ、コスト構造改革による収益の改善と事業成長の促進に取り組んでおります。
具体的には、当社の通信技術を生かした地方自治体との実証実験に向けた協定締結や産業用ドローンを用いた実証実験の推進、新材料「フェルカーボ」のウェビナー開催のほか、新製品である「タブリード」を国内展示会へ初出品するなど、積極的に新たな価値の創出に取り組みました。また、コスト構造改革としましては、急激な円安や原材料価格・エネルギーコスト・輸送費等の増加に対応するため、売価政策の推進を実施いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、次のとおりになりました。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結累計期間
当第2四半期
連結累計期間
増減率
(%)
売上高
26,190
29,519
12.7
営業損失(△)
△788
△1,474
-
経常利益又は経常損失(△)
△483
6
-
親会社株主に帰属する
四半期純損失(△)
△1,189
△1,371
-
米ドル平均レート
110円/$
133円/$
23円/$
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
① 電子デバイス関連
(主な製品:タッチセンサー、有機ELディスプレイ、蛍光表示管、複合モジュール、産業用ラジコン機器、
ホビー用ラジコン機器等)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
当第2四半期連結累計期間
増減率(%)
売上高
10,913
12,893
18.1
営業損失(△)
△1,342
△1,665
-
タッチセンサーでは、顧客における半導体をはじめとした部材調達難が続いており、国内および海外での車載用途が低調に推移したことから、売上げは前年同期を下回りました。
有機ELディスプレイでは、構成比率の高い海外での車載用途および映像用途が好調に推移し、円安の影響も受けたことから、売上げは前年同期を上回りました。
複合モジュールでは、設計変更により半導体の調達難が一部で解消し、国内での計測器用途や娯楽用途、
EMSの車載用途が堅調に推移、円安の影響も受けたことから、売上げは前年同期を上回りました。
産業用ラジコン機器では、トラッククレーン向けは低調に推移しましたが、FA向けが好調であったことから、売上げは前年同期を上回りました。
ホビー用ラジコン機器は、新製品などの販売により、国内、欧米ともに堅調に推移し、円安の影響も受けたことから、売上げは前年同期を上回りました。
② 生産器材
(主な製品:プレート製品、金型用器材、成形・生産合理化機器)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
当第2四半期連結累計期間
増減率(%)
売上高
15,294
16,634
8.8
営業利益
554
191
△65.5
国内では、市場の回復に遅れがみられるものの、モールド金型用器材が堅調に推移し、引き続き売価政策も推し進めたことから、売上げは前年同期を上回りました。
海外では、主力の韓国において、自動車関連での需要に回復がみられ、円安の影響も受けたことから、売上げは前年同期を上回りました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の四半期末残高は180億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ24億9千1百万円減少しました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、35億9千8百万円(前年同期は21億2千3百万円の使用)となりました。これは主に、仕入債務の減少16億6千5百万円や棚卸資産の増加15億2千1百万円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、6億2千2百万円(前年同期は31億4千5百万円の獲得)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入6億円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、9億9千8百万円(前年同期は8億5千6百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額5億9千6百万円などの支出によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億9百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
