【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、行動制限の緩和などにより経済活動の正常化へ向けた動きが進みました。一方でエネルギー価格や原材料価格の高騰、円安の進行による物価上昇が続いており、個人消費は節約志向が強まるなど景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。このような環境の中、当社はお客様と従業員の安全を最優先に考えた店舗運営に取り組みながら、これまで同様「お客様の声」をもとにした品揃えの拡充と売場改装を推進するとともに、売場スタッフのコンサルティング販売能力の向上を目的とした商品取扱実技研修会を積極的に開催するなど、より多くのお客様に喜ばれ、お役に立てる施策を継続的に実践しております。また、2023年秋にオープン予定の松原店(大阪府)につきましても、売場作りや人材確保等、開店へ向けた準備を計画通り順調に進めております。当第2四半期累計期間は、度重なる台風の発生により一部店舗で臨時休業するなど、天候不順の影響を大きく受けたことなどから、全店ベースの来店客数は前年同期比95.8%、客単価は同104.1%となり、売上高は同99.8%の155億29百万円となりました。利益につきましては、売上総利益率が前年同期比0.4ポイント伸長の32.3%となりましたが、人件費や電気代の増加等により販売費及び一般管理費は前年同期比106.3%と増加し、営業利益は同82.5%の8億83百万円、経常利益は同84.8%の10億3百万円、四半期純利益は同84.7%の6億87百万円となりました。
(注)当社は営業開始後13ヵ月経過した店舗を既存店、13ヵ月未満の店舗を新店と定義しており、当第2四半期累計期間においては全11店舗が既存店となることから、来店客数・客単価・売上高の各数値は全店(既存店)の数値となります。
部門別の業績は次のとおりであります。なお、当社は単一セグメントであるため、商品区分別により記載しております。 (単位:百万円)
部 門 別
前第2四半期累計期間(自 2021年7月1日 至 2021年12月31日)
当第2四半期累計期間(自 2022年7月1日 至 2022年12月31日)
増減額
前年同期比
金額
構成比
金額
構成比
<DIY用品>ホビー・木製品、建材、手工具、電動工具、金物、塗料、接着剤、園芸資材、薬剤肥料・用土、植物、エクステリア用品、石材
8,853
56.9%
8,871
57.1%
18
100.2%
<家庭用品>家庭用品、日用品、インテリア用品、電気資材用品、収納用品、住宅設備用品、季節用品
4,717
30.3%
4,652
30.0%
△64
98.6%
<カー・レジャー用品>カー用品、アウトドア用品、ペット用品、文具
1,994
12.8%
2,005
12.9%
11
100.6%
合計
15,565
100.0%
15,529
100.0%
△35
99.8%
(2) 財政状態の分析(資産) 当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べ7億17百万円増加の214億55百万円となりました。これは主に現金及び預金が19億96百万円減少した一方、商品が8億80百万円、有形固定資産が17億49百万円増加したことによるものであります。(負債)当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ2億88百万円増加の45億33百万円となりました。これは主に長期借入金が80百万円、その他流動負債が2億72百万円減少した一方、買掛金が6億45百万円増加したことによるものであります。(純資産)当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ4億28百万円増加の169億21百万円となりました。これは主に剰余金の配当が4億26百万円あった一方、自己株式が1億61百万円減少したことと四半期純利益を6億87百万円計上したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ19億96百万円減少の13億62百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、4億95百万円(前年同期は9億88百万円の獲得)となりました。これは主に棚卸資産の増加額が8億76百万円、法人税等の支払額が2億51百万円となったのに対し、税引前四半期純利益が10億3百万円、仕入債務の増加額が6億45百万円となったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、20億80百万円(前年同期3億25百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が20億78百万円となったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、4億12百万円(前年同期は8億36百万円の使用)となりました。これは主に配当金の支払額が4億26百万円となったことによるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。 (7) 研究開発活動該当事項はありません。