【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い、本格的な外出機会の増加、外食需要の回復はあったものの、物価上昇による消費マインドの低迷、ウクライナ情勢の長期化等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、原材料費、エネルギー・物流コストの高止まり等に起因する相次ぐ値上げにより、消費者の節約志向・生活防衛意識は依然として高く、引き続き厳しい経営環境となりました。
こうしたなか、当社グループは、パネトーネ種の特長を活かした新製品の開発、品質の改良、新たな販路の開拓等に努めております。
売上高につきましては、自動販売機オペレーター、量販店、生活協同組合において堅調に推移し、前連結会計年度実績を上回る結果となりました。
利益面につきましては、原材料費やエネルギーコスト高騰の影響が大きく、前連結会計年度実績を下回る結果となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は18億5千4百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益4百万円(前年同期比84.2%減)、経常利益6百万円(前年同期比78.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失6百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1千5百万円)となりました。
(2)財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億5千2百万円増加し、49億2千4百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加(2千8百万円)、受取手形及び売掛金の増加(2千4百万円)、原材料及び貯蔵品の増加(3千7百万円)、機械装置及び運搬具の増加(5千9百万円)などによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1億8千万円増加し、29億7千4百万円となりました。これは主に買掛金の増加(8千4百万円)、短期借入金の増加(9千5百万円)、未払金の増加(1億2千万円)、賞与引当金の減少(4千3百万円)、長期借入金の減少(5千万円)、役員退職慰労引当金の減少(2千1百万円)などによるものであります。
なお、純資産は、前連結会計年度末に比べ2千7百万円減少し、19億5千万円となり、自己資本比率は39.6%となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1千2百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。