【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかに持ち直しました。鉱工業生産は、供給制約の影響で一進一退の動きとなりました。設備投資は高水準の企業収益を背景に底堅く推移しました。個人消費は、外食・宿泊・娯楽などの対面型サービスを中心に回復しました。貿易収支は、原油高や円安に伴う輸入価格の上昇を主因として2021年夏場以降、赤字が続いております。
当社グループが属する動物医療業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でペットとの生活に癒しを求める動きが強まり、2021年の新規犬猫飼育頭数は過去9年で最多となり、これまで減少傾向にあった犬猫飼育頭数は微増となりました。また、犬猫の高齢化に伴い、疾病が多様化する中で飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請は高まってきております。
このような環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組みつつ、日頃の診療活動を通じた一次診療施設とのコミュニケーション強化を継続するとともに、対面での開催が再開された学会における発表・報告等の活動を積極的に行うことにより、動物医療業界における信頼の獲得、認知度の向上と、それに伴う紹介症例数の増加に努めてまいりました。
また、2022年3月に子会社化いたしましたテルコム株式会社は、従来通り飼い主や一次診療施設へのサービス提供に努めつつ、当社グループ各社との協力体制構築による経営効率改善を進めております。その結果、初診数(新規に受け入れた症例数)は5,809件(前年同期比7.0%増)、総診療数(初診数と再診数の合計)は21,348件(前年同期比0.1%減)、手術数は1,718件(前年同期比10.3%増)となりました。
なお、2022年12月に第三者割当増資を実行し、今後の積極的な事業展開に必要な資金811,200千円を調達いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は2,915,250千円(前年同期比30.7%増)、営業利益は456,863千円(前年同期比38.1%増)、経常利益は421,478千円(前年同期比27.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は279,853千円(前年同期比25.0%増)と増収増益となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,365,828千円となり、前連結会計年度末に比べ826,050千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が877,610千円、売掛金が19,563千円増加した一方で、前渡金が37,730千円、未収入金が11,081千円、未収還付消費税等が14,308千円減少したことによるものであります。固定資産は5,731,500千円となり、前連結会計年度末に比べ163,680千円増加いたしました。これは主に建設仮勘定が239,009千円、工具、器具及び備品が119,575千円増加した一方で減価償却累計額が176,078千円増加したものであります。
この結果、総資産は、8,097,328千円となり、前連結会計年度末に比べ989,730千円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,015,646千円となり、前連結会計年度末に比べ49,932千円増加いたしました。これは主に未払費用が20,692千円、未払消費税等が17,874千円、預り金が17,983千円、1年内返済予定の長期借入金が14,510千円増加した一方で賞与引当金が34,720千円減少したことによるものであります。また、固定負債は3,478,205千円となり、前連結会計年度末に比べ153,755千円減少いたしました。これは主に長期借入金の返済によるものであります。
この結果、負債合計は、4,493,852千円となり、前連結会計年度末に比べ103,822千円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は3,603,476千円となり、前連結会計年度末に比べ1,093,553千円増加いたしました。これは主に第三者割当増資により資本金及び資本剰余金がそれぞれ405,600千円の増加、及び親会社株主に帰属する四半期純利益279,853千円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動は、販売商品の研究、開発を目的としております。なお、研究開発費の総額は1,658千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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