【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、経済活動が停滞しておりましたが、旅行支援や海外からの入国緩和などにより、経済活動の正常化へ動き出す一方、ロシアによるウクライナ侵攻後の資源価格の高騰や米国のたび重なる金融引締めによる急激な円安進行など、先行き不透明な状況が続いております。
フォーム印刷業界におきましては、公的部門においてもペーパレス推進が本格化し、民間部門も含めて、ビジネスフォームの減少スピードは一段と速まっており、厳しい状況が続いております。
この様な情勢の中、前期に引き続き、公的機関の案件の取り込み、特に新型コロナワクチン接種や給付金関係の特別の需要の取り込みに注力し、売上拡大に努めてまいりました。この結果、売上高9,047百万円(前年同四半期比23.7%増)、営業利益1,562百万円(前年同四半期比74.5%増)、経常利益1,556百万円(前年同四半期比68.5%増)、四半期純利益989百万円(前年同四半期比67.7%増)となりました。
なお、売上状況につきましては、ビジネスフォーム2,206百万円(前年同四半期比8.0%増)、一般帳票類1,163百万円(前年同四半期比1.6%増)、データプリント及び関連加工5,468百万円(前年同四半期比40.7%増)、サプライ商品207百万円(前年同四半期比13.6%減)となっております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて590百万円増加し、11,388百万円となりました。資産の部においては、流動資産が689百万円増加し5,564百万円、固定資産が99百万円減少し5,823百万円となりました。また、負債の部においては、流動負債が4百万円減少し2,316百万円、固定負債が138百万円減少し431百万円となりました。この結果、純資産の部においては、733百万円増加し8,640百万円となり、自己資本比率が75.9%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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