【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、行動制限が徐々に緩和され景気が緩やかに持ち直していくことが期待される状況にありました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や世界的な金融引締め等を背景とした世界経済の減速懸念、急激な円安や物価高騰等による国内景気への影響を注視する必要があり、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような経済情勢においても、当社グループの経営理念である「共存共栄の精神で世の中に新たな価値と笑顔を創出します」を実践し、中小・地方企業様の経営者に対して真摯に向き合う事業推進パートナーとして、常に顧客の想いに応える存在であり続けます。
また、当社グループの主要事業領域である国内インターネット広告市場につきましては、株式会社電通が公表した「2021年日本の広告費」によれば、総広告費は6兆7,998億円(前年比110.4%)と回復基調にあります。また、「インターネット広告費」は2兆7,052億円に達し、「マスコミ四媒体広告費」の総計2兆4,538億円を初めて上回りました。さらに、「インターネット広告費」から「インターネット広告制作費」および「物販系ECプラットフォーム広告費」を除いた「インターネット広告媒体費」は、動画広告やソーシャル広告の伸びが成長を後押しし、2兆1,571億円(前年比122.8%)となりました。
このことから、社会全体が急速にデジタルシフト化していることやデジタル庁の設置などもあいまって、今後も市場規模の成長が大きく期待されます。
このような市場環境を背景として当第3四半期連結累計期間において当社では、引き続き継続的で安定的な事業規模拡大を目指し、主力のデジタルマーケティング事業及びブランド事業に注力いたしました。その結果、依然として先行き不透明な情勢ではあるものの、このような環境下でも十分に対応できる経営体制を築いて参りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,864,108千円(前年同期比7.7%増)、営業利益89,416千円(前年同期比10.2%増)、経常利益は91,418千円(前年同期比13.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は57,527千円(前年同期比11.6%減)となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
① ブランド事業
当該事業におきましては、ブランドの「らしさ」を確立したいと考える中小・地方企業様に対して、「ブランドファースト」の考え方を反映した独自フレームワークを軸としたオウンドメディアの構築・運用及び経営サポート、コンテンツマーケティング等を提供しております。集客・営業力強化や採用・組織体制や文化などの課題を解決しています。医療・建築・不動産・製造を中心に、3,000社超の既存顧客ネットワークから蓄積された「業界別ノウハウ」をもとに、成長可能性を高めるためのプロジェクト推進ができることを強みとしております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、業界別ノウハウの強化、当社とのシナジーを生む企業との業務提携や提携先企業との共催セミナー開催等に注力して参りましたが、主に顧客都合によって受注から納品までのリードタイムがやや長期化する傾向がありました。また、当第3四半期においては、「ブランドとデジタルで医療に関わる“ひと”の成長を支える」をミッションとして掲げる株式会社シンフォニカルを会社分割によって設立しておりますが、一時的な設立関連費用が発生しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,086,359千円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は195,564千円(前年同期比20.4%減)となりました。
② デジタルマーケティング事業
当該事業におきましては、デジタルシフトを推進する中堅・中小企業様に対して、各種インターネット広告、デジタルコンテンツ制作、WEBコンサルティング等を提供しております。マーケティング責任者やデジタル責任者が不在でノウハウがなく成果が出ないといった課題を解決しております。
当社で抱えているフロント人材(経営戦略・事業戦略・ブランド戦略・マーケティング戦略を理解し、経営の上流からプランニングができる人材)が中心となり、現状分析、戦略立案・実行、効果測定までワンストップで提供できることを強みとしております。
当第3四半期連結累計期間におきましては前期同様、オンラインでの営業活動等による効率化を図り、顧客へのサービス拡充に注力して参りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,656,111千円(前年同期比10.7%増)、セグメント利益は200,214千円(前年同期比30.8%増)となりました。
③ オフショア関連事業
当該事業におきましては、沖縄、ベトナムにてオフショア及びニアショア体制を強化することによって、ブランド事業及びデジタルマーケティング事業に対して、高品質なサービスをより安価で提供する体制を築いております。
また、当該体制で培ったノウハウを、現地で同等の品質でサービス提供することにより、アジアに事業所を持つ日系企業や現地企業におけるオウンドメディアの構築や、デジタル領域における総合マーケティング支援を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、連結子会社である株式会社アザナのオウンドメディア及びネット広告を中心に販売が増加しましたが、VIETRY CO.,LTDにおいて売上原価、販売費及び一般管理費が増加しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は121,638千円(前年同期比10.5%増)、セグメント利益は7,441千円(前年同期比65.0%減)となりました。
(財政状態の分析)
当社グループの当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、総資産2,198,859千円となり、前連結会計年度末と比較して196,058千円減少しております。負債合計は1,012,453千円となり、前連結会計年度末と比較して241,005千円減少しております。純資産は1,186,406千円となり、前連結会計年度末と比較して44,946千円増加しております。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ192,072千円減少し、1,987,485千円となりました。これは現金及び預金が144,535千円、受取手形及び売掛金が48,186千円それぞれ減少したこと等によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ3,986千円減少し、211,374千円となりました。これは有形固定資産が10,438千円、無形固定資産が1,144千円増加し、一方で投資その他の資産が15,569千円減少したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ159,329千円減少し、769,271千円となりました。これは買掛金が66,375千円、短期借入金が22,500千円、1年内返済予定の長期借入金が16,647千円、賞与引当金が26,829千円減少したこと等によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ81,675千円減少し、243,182千円となりました。これは長期借入金が81,675千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ44,946千円増加し、1,186,406千円となりました。これは前連結会計年度に係る配当金19,126千円の支払があり、一方で親会社株主に帰属する四半期純利益を57,527千円計上したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期連結累計期間において、短期借入金を22,500千円、及び長期借入金を98,323千円返済しました。この結果、当第3四半期連結会計期間末における借入金残高は265,868千円となりました。
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