【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における経済情勢は、行動制限の緩和により景気は持ち直しの動きが見られるものの、中国の都市封鎖による供給網の停滞、ウクライナ情勢の長期化による資源・エネルギー価格の高騰、インフレの進行に伴う欧米諸国の金融引締めと急激な円安ドル高等、予断を許さない状況が続いております。
当社グループが属する自動車業界におきましては、半導体需給の逼迫や上海ロックダウン等による部品供給制約による減産、原材料価格や輸送費等の高騰が続き先行き不透明な状況にあります。
当第2四半期連結累計期間(当社は2022年4月1日~2022年9月30日、海外子会社は2022年1月1日~2022年6月30日)につきましては、自動車減産の影響を受けた一方で為替換算の変動もあり、売上高は9,864百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。損益面につきましては、自動車の生産調整による受注減少に加えて原材料価格やエネルギーコストの高騰の影響を受け、原価低減や販売価格の見直し等による挽回に取組んだものの、営業損失164百万円(前年同四半期は営業利益177百万円)、経常損失251百万円(前年同四半期は経常利益162百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失190百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益124百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① 自動車部品
自動車減産による受注減少に加えて原材料価格の高騰等の影響を受け、売上高は8,962百万円(前年同四半期比1.3%増)、セグメント損失は218百万円(前年同四半期はセグメント利益108百万円)となりました。
② 住宅
住宅設備資材を中心に需要は堅調に推移、売上高は892百万円(前年同四半期比5.4%増)、セグメント利益は53百万円(前年同四半期比23.0%減)となりました。
③ その他
売上高は9百万円(前年同四半期比31.6%増)、セグメント利益は1百万円(前年同四半期比117.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は23,367百万円(前連結会計年度末比322百万円増)となりました。
このうち流動資産は12,526百万円(前連結会計年度末比248百万円減)となりました。これは主に原材料及び貯蔵品が259百万円、商品及び製品が130百万円それぞれ増加した一方、現金及び預金が567百万円、受取手形が71百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
固定資産は10,841百万円(前連結会計年度末比571百万円増)となりました。これは主に機械装置及び運搬具が160百万円、建設仮勘定が147百万円それぞれ増加したこと等によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は12,073百万円(前連結会計年度末比194百万円減)となりました。
このうち流動負債は9,017百万円(前連結会計年度末比99百万円増)となりました。これは主に支払手形及び買掛金が191百万円、1年内返済予定の長期借入金が84百万円それぞれ減少した一方、短期借入金が489百万円増加したこと等によるものです。
固定負債は3,056百万円(前連結会計年度末比293百万円減)となりました。これは主に長期借入金が144百万円、退職給付に係る負債が60百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は11,294百万円(前連結会計年度末比517百万円増)となりました。これは主に利益剰余金が278百万円減少した一方、為替換算調整勘定が822百万円増加したこと等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ567百万円減少し、3,290百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは293百万円の支出(前年同四半期は114百万円の収入)となりました。これは主に棚卸資産の増加が334百万円あったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは443百万円の支出(前年同四半期は250百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が430百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは41百万円の支出(前年同四半期は226百万円の収入)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が193百万円があったこと等によるものです。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は15百万円です。
(8)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(9)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、自動車減産による影響を受け、受注は前年同期と比較して減少しております。詳細は「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の状況」及び「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
(10)主要な設備
① 主要な設備の状況
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変動はありません。
② 設備の新設、除却等の計画
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設、除却等はありません。
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