【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う入国・行動制限の緩和等により経済社会活動の正常化が進展するとともに、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果も相まって、景気は緩やかな回復基調が続きました。一方、ロシア・ウクライナ情勢の影響の長期化や、世界的な金融引締め、中国における不動産市場の停滞等が景気の下振れリスクとなっております。また、国内外における物価・金利の動向や為替変動の影響等も注視する必要があり、景気の見通しは依然として不透明な状況が継続しております。
このような事業環境のもと、当第3四半期連結累計期間の連結業績につきましては、ビル事業及び住宅事業における投資家向け物件売却が減少したこと等により、営業収益は2,381億9千9百万円(前年同四半期2,684億5千5百万円、前年同四半期比11.3%減)、営業利益は430億7千8百万円(前年同四半期550億5千万円、前年同四半期比21.7%減)、事業利益は464億9千9百万円(前年同四半期580億9千5百万円、前年同四半期比20.0%減)、経常利益は438億9百万円(前年同四半期566億7千万円、前年同四半期比22.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は290億8千5百万円(前年同四半期393億9千1百万円、前年同四半期比26.2%減)となりました。
なお、当社グループは営業利益に持分法による投資損益を加えた「事業利益」を利益指標として設定しております。
各セグメントの業績は以下の通りであります。
イ.ビル事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、不動産売上において、投資家向け物件売却として「FUNDES 天神西通り」(福岡市中央区)、「大阪堂島ビル」(大阪市北区)を売上に計上した一方で、前年同四半期に大型物件を売却した反動等により、収益が減少いたしました。
この結果、営業収益は920億1百万円(前年同四半期1,146億7千5百万円、前年同四半期比19.8%減)、営業利益は246億2千万円(前年同四半期335億2千7百万円、前年同四半期比26.6%減)、事業利益は248億7千7百万円(前年同四半期337億3千2百万円、前年同四半期比26.2%減)となりました。
区分
前第3四半期(累計)
当第3四半期(累計)
数量等
営業収益
(百万円)
数量等
営業収益
(百万円)
ビル賃貸
建物賃貸面積 897,388㎡
(うち転貸面積 87,516㎡)
57,578
建物賃貸面積 1,058,957㎡
(うち転貸面積 66,535㎡)
57,915
不動産売上
2件
29,387
2件
6,171
管理受託等
-
27,710
-
27,915
営業収益計
-
114,675
-
92,001
営業利益
-
33,527
-
24,620
事業利益
-
33,732
-
24,877
ロ.住宅事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、住宅分譲において「SHIROKANE The SKY」(東京都港区)、「Brillia 志木 Garden」(埼玉県新座市)等を売上に計上いたしました。また、不動産売上において、投資家向け物件売却として「Brillia ist 浅草橋」(東京都台東区)を売上に計上いたしましたが、前年同四半期比で収益が減少いたしました。
この結果、営業収益は881億円(前年同四半期996億7千5百万円、前年同四半期比11.6%減)、営業利益及び事業利益は173億6百万円(前年同四半期209億6千2百万円、前年同四半期比17.4%減)となりました。
区分
前第3四半期(累計)
当第3四半期(累計)
数量等
営業収益
(百万円)
数量等
営業収益
(百万円)
住宅分譲
1,034戸
65,522
712戸
63,962
不動産売上
-
14,200
-
2,389
住宅賃貸
建物賃貸面積 116,644㎡
3,918
建物賃貸面積 131,913㎡
4,490
マンション管理受託
管理戸数 97,345戸
9,897
管理戸数 99,522戸
10,728
その他
-
6,136
-
6,530
営業収益計
-
99,675
-
88,100
営業利益
-
20,962
-
17,306
事業利益
-
20,962
-
17,306
ハ.アセットサービス事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、アセットソリューションにおいて投資家向け物件売却による不動産売上が増加いたしました。また、駐車場運営において既存施設の稼働が高まったことに加えて新規開業による収益が増加いたしました。
この結果、営業収益は402億5千7百万円(前年同四半期370億4千8百万円、前年同四半期比8.7%増)、営業利益及び事業利益は72億4千万円(前年同四半期54億8千3百万円、前年同四半期比32.0%増)となりました。
区分
前第3四半期(累計)
当第3四半期(累計)
数量等
営業収益
(百万円)
数量等
営業収益
(百万円)
仲介
793件
3,467
783件
3,590
アセットソリューション(注)
-
14,037
-
15,605
賃貸管理等
-
3,434
-
3,488
駐車場運営
車室数 77,083室
16,108
車室数 82,287室
17,572
営業収益計
-
37,048
-
40,257
営業利益
-
5,483
-
7,240
事業利益
-
5,483
-
7,240
(注)取得した不動産の付加価値を向上させて再販する買取再販業務を主に行っております。
ニ.その他事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、クオリティライフ事業においてリゾート施設の稼働が高まったこと等により、収益が増加いたしました。また、その他の海外事業において持分法による投資利益が増加いたしました。
この結果、営業収益は178億3千9百万円(前年同四半期170億5千4百万円、前年同四半期比4.6%増)、営業利益は19億2千6百万円(前年同四半期21億5千2百万円、前年同四半期比10.5%減)、事業利益は50億8千9百万円(前年同四半期49億9千2百万円、前年同四半期比1.9%増)となりました。
区分
前第3四半期(累計)
当第3四半期(累計)
営業収益
(百万円)
営業収益
(百万円)
クオリティライフ事業
13,404
14,565
その他
3,650
3,274
営業収益計
17,054
17,839
営業利益
2,152
1,926
事業利益
4,992
5,089
② 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は1兆8,676億6千4百万円となり、前連結会計年度末比で1,475億2千9百万円の増加となりました。これは、販売用不動産(仕掛販売用不動産、開発用不動産含む)、有形固定資産及び投資有価証券の増加があったこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は1兆3,774億4千5百万円となり、前連結会計年度末比で1,141億4千8百万円の増加となりました。これは、有利子負債の増加があったこと等によるものであります。なお、有利子負債残高(リース債務除く)は1兆747億6百万円となり、前連結会計年度末比で849億7百万円の増加となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,902億1千9百万円となり、前連結会計年度末比で333億8千1百万円の増加となりました。これは、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加があったこと等によるものであります。
(2)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は主に不動産の取得・開発資金であり、これらの資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債発行等により資金調達を行っております。また、当社及び主要な連結子会社は、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入することにより、各社の余剰資金を当社へ集約し、一元管理を行うことで、資金の効率化を図っております。
なお、財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載の通りであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた事項はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
