【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更などにより、社会経済活動の回復が拡大する動きがみられました。今後も緩やかな回復が続くと見込まれますが、海外景気の下振れや国内の物価上昇などに伴って、経済活動が再び停滞するおそれがあります。このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は66,523百万円(前年同期比6,774百万円増、11.3%増)、営業利益は3,050百万円(前年同期比2,640百万円減、46.4%減)、税引前四半期利益は3,137百万円(前年同期比2,971百万円減、48.6%減)、四半期利益は2,396百万円(前年同期比1,871百万円減、43.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は2,396百万円(前年同期比1,871百万円減、43.9%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、当社グループ内の会社組織変更および業績管理区分の見直しに伴い、全社費用の配分方法を変更しており、前年同四半期の数値を変更後の配分方法で計算した数値で比較分析しております。
①
貴金属事業
貴金属リサイクル事業において金の販売量が増加し、北米精錬事業において精錬や製品加工の手数料が増加したため、売上収益は前年同期比で増加しました。一方、前連結会計年度の第4四半期から続くロジウムの価格下落、およびエレクトロニクス分野の取引先における在庫調整などを背景とした貴金属回収量の減少により、営業利益は前年同期比で減少しました。これらの結果、本セグメントの当第1四半期連結累計期間の売上収益は62,435百万円(前年同期比7,130百万円増、12.9%増)、営業利益は2,643百万円(前年同期比2,349百万円減、47.1%減)となりました。
②
環境保全事業
工業生産などの経済活動全般の回復により、産業廃棄物の取扱量や処理施設の稼働率は高い水準で推移しました。一方、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う医療系廃棄物の処理単価の低下、および横浜事業所における新焼却炉建設に伴う既存事業一部停止の影響により、本セグメントの当第1四半期連結累計期間の売上収益は4,113百万円(前年同期比331百万円減、7.5%減)、営業利益は407百万円(前年同期比263百万円減、39.2%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は356,802百万円となり、前連結会計年度末に比べ69,353百万円増加いたしました。これは主に、営業債権及びその他の債権が49,888百万円、その他の金融資産(流動)及び金融資産(非流動)が16,852百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は242,546百万円となり、前連結会計年度末に比べ62,055百万円増加いたしました。これは主に、社債及び借入金が65,326百万円増加したことによるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末における資本合計は114,255百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,297百万円増加いたしました。これは主に、四半期包括利益による増加10,688百万円、剰余金の配当による減少3,448百万円によるものであります。
この結果、親会社所有者帰属持分比率は32.0%(前連結会計年度末は37.2%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より852百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末には17,099百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は3,007百万円(前年同期は1,353百万円の支出)となりました。
これは主に、税引前四半期利益3,137百万円(前年同期比48.6%減)、減価償却費及び償却費879百万円(前年同期比9.7%増)、棚卸資産の増加、営業債権及びその他の債権の増加、営業債務及びその他の債務等の増加、法人所得税の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は12,095百万円(前年同期は659百万円の獲得)となりました。
これは主に、定期預金の払戻による収入2,735百万円(前年同期は49百万円)、有形固定資産の取得による支出975百万円(前年同期比39.0%減)、無形資産の取得による支出372百万円(前年同期比100.4%増)、貸付けによる支出13,264百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は10,199百万円(前年同期比143.8%増)となりました。
これは主に、長短借入金の純増加額13,712百万円(前年同期は7,793百万円の増加)、配当金の支払いによる支出3,428百万円(前年同期比2.8%減)によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、109百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
