【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行により個人消費は、外食・宿泊・娯楽などの対面型サービスを中心に回復してきておりますが、ウクライナ情勢によって地政学リスクの増大や世界経済の減速を背景とした輸出の低迷やエネルギー価格の高騰、急激な為替変動など経済動向は不透明な状況が続きました。
当社グループが属するエレクトロニクス業界は、世界的な半導体関連需要の低迷を反映し、需要の牽引役である半導体製造装置等の工業機器市場、車載機器市場の受注もやや弱含む傾向が見られました。
このような状況の下、当社グループは注力市場の動向を見極めた受注活動を展開するとともに、生産性の向上によるコスト削減、設備投資の効率化や諸経費の抑制など経営全般にわたり効率化を推し進め、企業基盤のさらなる強化に努めてまいりました。当社グループは納期の改善に向け生産の効率化を推進してきましたが、売上は工業機器、車載機器市場の生産調整の影響を受け減少いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は33億21百万円(前年同四半期比3.3%減少)、利益面につきましては営業利益3億69百万円(同36.5%減少)、経常利益4億97百万円(同27.1%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億41百万円(同27.1%減少)となりました。
品目別の業績を示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、品目別の業績を示しております。
イ.コネクタ
監視カメラ、業務用カメラ等の画像機器向け極細同軸ケーブル用コネクタの受注が増加したものの、車載機器向けフローティングコネクタ、内視鏡等の医療機器向け極細同軸ケーブル用コネクタの受注が減少し、売上高は29億38百万円(前年同四半期比5.5%減少)となりました。
ロ.ラック
半導体製造装置等の工業機器向けの売上が減少したものの、車両関連(鉄道)、内視鏡・CT・MRI等の医療機器向け特注ラックの売上が増加し、売上高は2億78百万円(同4.4%増加)となりました。
ハ.ソケット
遊技機器向けの受注が好調に推移したことにより、売上高は83百万円(同142.7%増加)となりました。
ニ.その他
その他の売上高は、21百万円(同2.7%減少)となりました。
海外市場の売上概況は、次のとおりであります。アジア市場は、通信機器向けは好調に推移したものの、FA機器、車載機器向け売上が減少し、売上高は中国4億13百万円(前年同四半期比7.0%減少)、その他のアジア4億65百万円(同28.1%減少)となりました。欧州市場は、車載機器、画像機器向けを中心にコネクタ及びハーネス製品の販売を行っておりますが、一部で生産調整が続いている影響で売上高は2億18百万円(同15.8%減少)となりました。米国(中南米を含む)市場は、主に工業機器向けを中心に販売し、1億4百万円(同25.3%減少)となりました。
以上の結果、海外売上高は、12億1百万円(同19.4%減少)となりました。
② 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、生産、受注及び販売の状況については、品目別に記載しております。
イ.生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
生産高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
2,684,096
△ 11.4
ラック
301,764
12.5
ソケット
86,683
105.3
その他
17,759
△ 31.1
合計
3,090,304
△ 8.2
(注) 金額は販売価格によっております。
ロ.受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注状況を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
受注高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
2,681,305
△ 30.6
ラック
338,117
△ 25.6
ソケット
68,518
87.4
その他
9,755
△ 67.8
合計
3,097,696
△ 29.3
ハ.販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
販売高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
2,938,289
△ 5.5
ラック
278,364
4.4
ソケット
83,537
142.7
その他
21,669
△ 2.7
合計
3,321,860
△ 3.3
(2) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態、当第1四半期連結累計期間の経営成績の状況の分析は以下のとおりであります。
① 財政状態の状況の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
区分
金額(千円)
前連結会計年度末比(%)
資産の部
19,381,142
△1.5
負債の部
4,245,500
△8.4
純資産の部
15,135,641
0.6
イ.資産
前連結会計年度末に比べ2億96百万円減少し、193億81百万円となりました。これは、預金の減少額2億84百万円があったこと等によるものであります。
ロ.負債
前連結会計年度末に比べ3億91百万円減少し、42億45百万円となりました。これは、電子記録債務の増加額79百万円があったものの、支払手形及び買掛金の減少額2億34百万円、未払法人税等の減少額2億98百万円があったこと等によるものであります。
ハ.純資産
前連結会計年度末に比べ94百万円増加し151億35百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ、1.7ポイント上昇し、78.1%となりました。
② 経営成績の状況の分析
当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりであります。
区分
金額(千円)
前年同四半期比(%)
売上高
3,321,860
△3.3
営業利益
369,473
△36.5
経常利益
497,456
△27.1
親会社株主に帰属する四半期純利益
341,928
△27.1
イ.売上高
売上高は遊技機器向け製品の受注増加があったものの、工業機器、車載機器向けの製品の受注減少により、前年同四半期に比べ1億11百万円減少し、33億21百万円となりました。
ロ.売上総利益及び営業利益
売上総利益は売上の減少により前年同四半期に比べ1億67百万円減少し、9億68百万円となりました。営業利益は2億11百万円減少し、3億69百万円となりました。
ハ.営業外損益及び経常利益
営業外損益は為替差益91百万円があったこと等により、前年同四半期に比べ純額で26百万円増加したものの、営業利益の減少により経常利益は前年同四半期に比べ1億85百万円減少し、4億97百万円となりました。
ニ.特別損益
特別損益は、前年同期並みとなり、純額で0百万円の損失となりました。
ホ.親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べ1億27百万円減少し、3億41百万円となりました。
③ 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億58百万円であります。 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
