【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の各種行動制限が段階的に緩和されたことにより、経済活動は正常化に向かい、緩やかな回復基調にありましたが、円安の進行やエネルギー価格の高騰により、景気回復のペースが鈍化いたしました。
当社グループが属するエレクトロニクス業界は、世界的な経済活動の持ち直しに伴う輸出の増加等を背景に好調な状況が続いておりましたが、供給制約の影響などから一進一退の動きとなっており、需要の牽引役である半導体製造装置等の工業機器市場の受注もやや弱含む傾向が見られました。
このような状況の下、当社グループは、工業機器市場、車載機器市場を中心に需要を的確に捉えるとともに、生産性の向上によるコスト削減、設備投資の効率化や諸経費の抑制など経営全般にわたり効率化を推し進め、企業基盤のさらなる強化に努めてまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は108億56百万円(前年同四半期比14.7%増)、利益面につきましては営業利益19億20百万円(同30.5%増)、経常利益20億2百万円(同32.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億58百万円(同33.2%増)となりました。
品目別の業績を示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、品目別の業績を示しております。
イ.コネクタ
LEDディスプレイ、業務用スキャナーといった画像機器向けの受注が減少いたしましたが、FA装置、制御装置、半導体製造装置といった工業機器向け、業務用印刷機等の産業機器向けについても受注が増加し、カーナビ等の車載機器向けは一時的に受注が減少したものの、一定の水準で推移したことにより、売上高は97億32百万円(前年同四半期比17.3%増)となりました。
ロ.ラック
電子応用医療機器といった医療機器向け、電力関連といった工業機器向けの受注が増加いたしましたが、半導体製造装置向けの特注ラック等の受注が減少したことにより、売上高は8億94百万円(同1.1%減)となりました。
ハ.ソケット
遊技機器向けの受注が減少したことにより、売上高は1億57百万円(同11.9%減)となりました。
ニ.その他
その他の売上高は72百万円(同9.4%減)となりました。
海外市場の売上概況は、次のとおりであります。アジア市場は、FA機器、通信機器向けを中心に販売が好調に推移し、売上高は中国16億47百万円(前年同四半期比29.5%増)、その他のアジア19億1百万円(同29.5%増)となりました。欧州市場は、車載機器、画像機器向けを中心にコネクタ及びハーネス製品の販売を行っておりますが、コロナ禍による得意先の部品調達難により、生産調整が続いている影響で売上高は7億33百万円(同8.8%減)となりました。米国(中南米を含む)市場は、主に工業機器向けを中心に販売し、3億77百万円(同1.9%増)となりました。以上の結果、海外売上高は、46億59百万円(同19.0%増)となりました。
② 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、生産、受注及び販売の状況については、品目別に記載しております。
イ.生産実績
当第3四半期連結累計期間における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
生産高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
10,067,241
17.9
ラック
890,164
1.5
ソケット
171,222
△ 0.3
その他
85,894
11.0
合計
11,214,522
16.1
(注) 金額は販売価格によっております。
ロ.受注実績
当第3四半期連結累計期間における受注状況を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
受注高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
10,410,363
6.8
ラック
1,219,316
23.1
ソケット
187,495
△ 9.6
その他
69,801
△ 38.5
合計
11,886,976
7.5
ハ.販売実績
当第3四半期連結累計期間における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別
販売高(千円)
前年同四半期比(%)
コネクタ
9,732,180
17.3
ラック
894,424
△ 1.1
ソケット
157,365
△ 11.9
その他
72,882
△ 9.4
合計
10,856,852
14.7
(2) 財政状態、経営成績の状況の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態、当第3四半期連結累計期間の経営成績の状況の分析は以下のとおりであります。
① 財政状態の状況の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
区分
金額(千円)
前連結会計年度末比(%)
資産の部
19,202,422
4.4
負債の部
4,596,608
1.4
純資産の部
14,605,814
5.4
イ.資産
前連結会計年度末に比べ8億16百万円増加し、192億2百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金の増加額4億49百万円、電子記録債権の増加額3億18百万円があったこと等によるものであります。
ロ.負債
前連結会計年度末に比べ64百万円増加し、45億96百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金の増加額1億11百万円並びに電子記録債務の増加額3億74百万円、未払法人税等の減少額3億18百万円があったこと等によるものであります。
ハ.純資産
前連結会計年度末に比べ7億51百万円増加し146億5百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ、0.7ポイント増加し、76.1%となりました。
② 経営成績の状況の分析
当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりであります。
区分
金額(千円)
前年同四半期比(%)
売上高
10,856,852
14.7
営業利益
1,920,940
30.5
経常利益
2,002,730
32.8
親会社株主に帰属する四半期純利益
1,358,992
33.2
イ.売上高
売上高は一部画像機器市場向け製品が低迷いたしましたが、半導体製造装置等を含む工業機器市場向け及び車載機器市場向け製品が堅調に推移したことにより、前年同四半期に比べ13億95百万円増加し、108億56百万円となりました。
ロ.売上総利益及び営業利益
売上総利益は売上の増加により、前年同四半期に比べ5億39百万円増加し、35億49百万円となりました。営業利益は4億49百万円増加し、19億20百万円となりました。
ハ.営業外損益及び経常利益
営業外損益は為替差益62百万円があったこと等により、前年同四半期に比べ純額で45百万円の増加となり、経常利益は前年同四半期に比べ4億94百万円増加し、20億2百万円となりました。
ニ.特別損益
特別損益は、固定資産除却損が4百万円減少したことにより、前年同四半期に比べ純額で3百万円増加しました。
ホ.親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べ3億38百万円増加し、13億58百万円となりました。
③ 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億24百万円であります。 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
