【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、コロナ禍からの経済活動が回復する一方で、各国でのインフレ長期化やロシアによる長引くウクライナ侵攻などの不安定な国際情勢等により、先行きが不透明な状況が続きました。日本経済については、雇用環境が改善する中で、各種政策の効果もあり、個人消費や企業の設備投資・生産活動に持ち直しの動きが見られましたが、日米間の金利差拡大による円安の進行など企業の業況判断の先行きにやや慎重な見方が広がる状況で推移しました。耐火物業界の最大の需要先である鉄鋼業界におきましては、自動車向け鉄鋼需要の回復が見られるものの、建築向け鉄鋼需要が低調であることなどの要因により当第2四半期累計の国内粗鋼生産量は前年同期比2.3%減少の4,376万トンとなりました。
このような状況の中、当第2四半期連結累計期間の当社グループの経営成績につきましては、原燃料・電力費の高騰を踏まえた販売価格の改定と販売構成の改善によるスプレッドの向上、新たに加わった海外事業の業績が寄与したこと、国内外への拡販活動等により売上高は727億4百万円(前年同期比19.1%増)、営業利益は70億99百万円(同31.4%増)、経常利益は77億53百万円(同23.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は土地売却に伴う固定資産売却益の計上等もあり94億36百万円(同105.7%増)となり、第1四半期に引き続き売上高・各段階利益共に第2四半期の過去最高を更新しました。
また、当社グループのセグメント別の経営成績は以下のとおりとなりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
加えて、従来、本項目において記載していたセグメントごとの売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含まない外部顧客への売上高の金額を用いておりましたが、第1四半期連結会計期間よりセグメント間の内部売上高又は振替高を含んだ金額に変更しております。これに伴い、前年同期のセグメントごとの売上高についても組み替えた数値で比較分析しております。
<耐火物>
耐火物事業におきましては、原燃料・電力費の高騰を踏まえた販売価格の改定と販売構成の改善によるスプレッドの向上、新たに加わったブラジル耐火物事業の業績が寄与したこと、国内外への拡販活動等により売上高は前年同期比26.6%増の503億16百万円、セグメント利益は前年同期比62.1%増の44億19百万円となりました。
<断熱材>
断熱材事業におきましては、主に国内向けの各種断熱製品の販売は増加したものの、海外の大型案件減少等により売上高は前年同期比1.3%減の89億72百万円、セグメント利益は前年同期比1.4%減の16億59百万円となりました。
<セラミックス>
セラミックス事業におきましては、新たに加わった米国耐摩耗性セラミックス事業の業績が寄与したこと等により売上高は前年同期比76.0%増の17億94百万円、セグメント利益は前年同期比139.1%増の1億27百万円となりました。
<エンジニアリング>
エンジニアリング事業におきましては、各所工事案件の増加等により売上高は前年同期比4.4%増の118億11百万円、セグメント利益は工事案件の構成差等により前年同期比11.9%減の6億9百万円となりました。
<その他>
その他事業におきましては、売上高は前年同期比1.1%増の4億53百万円、セグメント利益は前年同期比6.7%増の2億78百万円となりました。
また、当社グループの財政状態は以下のとおりとなりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、「受取手形、売掛金及び契約資産」と「投資有価証券」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ100億72百万円増加し、1,539億74百万円となりました。
負債は「短期借入金」の減少を主たる要因として前連結会計年度末に比べ36億15百万円減少し、688億60百万円となりました。
純資産は「利益剰余金」と「為替換算調整勘定」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ136億87百万円増加し、851億13百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ22億61百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には159億36百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動の結果得られた資金は30億84百万円(前年同期比8.4%増)となりました。これは主に「税金等調整前四半期純利益」141億55百万円等による増加と、「売上債権の増加額」57億43百万円等による減少の結果であります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動の結果得られた資金は8億28百万円(前年同期は15億22百万円の使用)となりました。これは主に「有形固定資産の売却による収入」39億47百万円等による増加と、「有形固定資産の取得による支出」30億78百万円等による減少の結果であります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動の結果使用した資金は64億12百万円(前年同期比134.7%増)となりました。これは主に「短期借入金の純減少額」49億37百万円等による減少の結果であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億80百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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