【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和等により、徐々に経済の回復基調が見込まれたものの、ロシアのウクライナ侵攻の長期化による原材料価格の高止まり、為替の急激な変動、欧米各国のインフレ圧力に対する金融引き締めによる景気悪化予測等様々な要因により、世界経済の先行きは不確実性が高まっております。一方で当社グループの事業拠点である中国深セン市においては、ウクライナ情勢等の地政学的リスクについては、当社グループの事業に大きな影響はないものと考えております。 このような状況下、当社グループは引き続き不動産賃貸管理事業の収益基盤の強化に取り組むとともに、再開発事業の着工に備えて、改装費用を伴う長期入居予定の新規テナントの入居の見送り、賃貸契約期限の到来するテナントに対しても再開発の状況を見据えて長期間の契約更新は避けるなどの施策を継続的に実施しております。 この結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は1,000百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益342百万円(前年同期比11.0%減)、経常利益594百万円(前年同期比4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益318百万円(前年同期比0.0%増)を計上いたしました。 当第3四半期連結会計期間末における財政状態は次のとおりであります。当第3四半期連結会計期間末の資産総額は27,453百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,251百万円増加いたしました。これは主に為替相場の変動により在外子会社の現金及び預金が増加したことによるものであります。負債は1,307百万円となり前連結会計年度末に比べ9百万円増加いたしました。これは未払金等の増加によるものであります。純資産は26,146百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,242百万円増加いたしました。これは主に為替換算調整勘定の増加によるものであります。
不動産開発事業について当社グループが推進するプロジェクトは、子会社深セン皇冠(中国)電子有限公司(以下「皇冠電子」)が保有する 土地(127千㎡)・建物(89千㎡)を再開発し、新たに世界30ヶ国のフォーチュングローバル500企業を始めとした先進的大手外資企業200社を誘致し、進出企業が本格的なR&Dやマーケティング拠点もしくは中国本社機能を置き、新たなイノベーションを巻き起こすための大規模施設「ワールド・イノベーション・センター」(仮称:WIC)(総床面積70万㎡)を建設する構想です。WICプロジェクトは、広東省9都市に香港、マカオを加えた湾岸都市経済圏の大湾区(グレーターベイエリア)を中央政府が「全国の先頭に立ち、模範的なイノベーション、テクノロジー及び経済・文化の牽引役」となるエリアとして明確に位置付け様々な優遇政策を打ち出しており、特にハイテク、先端医療分野において発展の度合いを高めていく国際都市深セン市の中心部において建設を予定しております。このような環境下、WICはハード面において自然環境を重視した持続可能な開発目標(SDGs)を意識した施設を建設し、ソフト面においては中国政府の協力を得て、WICを起点に中国の主要経済都市(13省・4直轄市)の政府と連携しビジネスの拡大を可能にするネットワーク構築や言語の障壁を無くす為に多言語自動翻訳機を導入し、更に24時間365日対応のコンシェルジュサービス等の提供により、進出企業のイノベーション創出を支援いたします。
一方では、深セン市政府の委嘱を受けて精力的な企業誘致活動も行っており、日本をはじめ欧米亜のフォーチュングローバル500企業を中心に90社の大手企業が強い関心を示しており、今後開発手続きが進むに従ってWICへの進出希望企業が増加するものと思われます。
当社グループの報告セグメントは、「不動産開発及び賃貸管理」のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断
するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動該当事項はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績当社グループは、不動産開発及び賃貸管理を主な事業としているため、生産、受注及び販売の実績について記載すべき事項はありません。
