【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和等により、徐々に経済の回復基調が見込まれたものの、ロシアのウクライナ進行の長期化、インフレ懸念、急速な円安、さらにサプライチェーンの混乱等様々な要因により、世界経済の先行きは不確実性が高まっております。一方で、当社グループの事業拠点である中国深セン市においては、他地域に比べ新型コロナウイルス感染症は一時的な発生にとどまり、主に飲食などのサービス業に影響が出ているものの、大手製造業等への影響は軽微にとどまっております。また、ウクライナ情勢等の地政学的リスクについても当社グループの事業に大きな影響はないものと考えております。このような状況下、当社グループは引き続き不動産賃貸管理事業の収益基盤の強化に取り組むとともに、再開発事業の着工に備えて、改装費用を伴う長期入居予定の新規テナントの入居の見送り、賃貸契約期限の到来するテナントに対しても再開発の状況を見据えて長期間の契約更新は避けるなどの施策を継続的に実施しております。 この結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は666百万円(前年同期比7.1%減)、営業利益232百万円(前年同期比14.3%減)、経常利益467百万円(前年同期比11.2%増)親会社株主に帰属する四半期純利益273百万円(前年同期比24.7%増)を計上いたしました。当第2四半期連結会計期間末における財政状態は次のとおりであります。当第2四半期連結会計期間末の資産総額は27,362百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,160百万円増加いたしました。これは主に為替相場の変動により在外子会社の現金及び預金が増加したことによるものであります。負債は1,321百万円となり前連結会計年度末に比べ23百万円増加いたしました。これは主に預り金の減少によるものであります。純資産は、26,041百万円となり前連結会計年度末に比べ1,136百万円増加いたしました。これは主に為替換算調整勘定の増加によるものであります。
不動産開発事業について当社グループが推進するプロジェクトは、子会社深セン皇冠(中国)電子有限公司(以下「皇冠電子」)が保有する 土地(127千㎡)・建物(89千㎡)を再開発し、新たに世界30ヶ国のフォーチュングローバル500企業を始めとした先進的大手外資企業200社を誘致し、進出企業が本格的なR&Dやマーケティング拠点若しくは中国本社機能を置き、新たなイノベーションを巻き起こすための大規模施設「ワールド・イノベーション・センター」(仮称:WIC)(総床面積70万㎡)を建設する構想です。WICプロジェクトは、広東省9都市に香港、マカオを加えた湾岸都市経済圏の大湾区(グレーターベイエリア)を中央政府が「全国の先頭に立ち、模範的なイノベーション、テクノロジー及び経済・文化の牽引役」となるエリアとして明確に位置付け様々な優遇政策を打ち出しており、特にハイテク、先端医療分野において発展の度合いを高めていく国際都市深セン市の中心部において建設を予定しております。このような環境下、WICはハード面において環境を重視した持続可能な開発目標(SDGs)を意識した施設を建設し、ソフト面においては中国政府の協力を得て、WICを起点に中国の主要経済都市(13省・4直轄市)にビジネスの拡大を可能にするネットワークや24時間365日対応のコンシェルジュサービスの提供により、進出企業のイノベーション創出を支援いたします。
一方では、深セン市政府の委嘱を受けて精力的な企業誘致活動も行っており、日本をはじめ欧米亜のフォーチュングローバル500企業を中心に大手企業が強い関心を示しており、今後開発手続きが進むに従ってWICへの進出希望企業が増加するものと思われます。
当社グループの報告セグメントは、「不動産開発及び賃貸管理」のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は2,690百万円となり、前連結会計年度末に比べ116百万円増加いたしました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金は、272百万円増加(前年同四半期は206百万円の増加)いたしました。これは主に、税金等調整前四半期純利益467百万円と法人税等の支払額248百万円によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金は、89百万円減少(前年同四半期は150百万円の減少)いたしました。これは主に、定期預金の預入・払出や有形固定資産の取得によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金は、199百万円減少(前年同四半期は増減なし)いたしました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動該当事項はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績当社グループは、不動産開発及び賃貸管理を主な事業としているため、生産、受注及び販売の実績について記載すべき事項はありません。
