【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。そのため、経営成績の状況の説明において、売上高については前年同期比(%)を記載しておりません。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ246,019千円増加し、2,451,186千円となりました。これは主に、現金及び預金の増加278,287千円によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債は前事業年度末に比べ136,315千円増加し、883,229千円となりました。これは主に、広告宣伝費等に係る未払費用の増加35,396千円、契約負債(前事業年度は前受収益)の増加111,599千円によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は前事業年度末に比べ109,703千円増加し、1,567,956千円となりました。これは主に、自己株式の取得による減少199,540千円、利益剰余金の増加309,244千円によるものであります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の感染力の高い変異株の影響による第8波が今後の懸念事項であることに加えて、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、円安を背景とした原材料や光熱費の高騰などによって依然として厳しい経済状況が続いており、先行きの不透明な状況であります。
当社の提供する「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスであります。地震をはじめ、津波や特別警報などにも連動して自動で安否確認を送信します。利用者が回答した最新の情報を、管理者権限を持つユーザーが、いつでもリアルタイムで確認することができます。また、全社で利用できる掲示板だけでなく、限定されたメンバーのみが利用できる、グループメッセージ機能を備えています。これにより、災害対策本部をオンライン上に設置し、運営することが可能となっております。パンデミックをはじめとした非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用して頂ける機会は拡大していくものと認識しております。そのため、新たなテレビCMをはじめ、交通広告、インターネット広告、展示会への出展等を通じて、安否確認サービスの知名度向上に努めてまいりました。2022年9月1日には、実際の災害を想定し、安否確認サービスを契約中のお客様のうち、1,248社44万1,292ユーザーに向けて全国同時一斉訓練を実施いたしました。過去最大規模の一斉訓練の実施となりましたが、災害時のようなアクセス負荷状況であっても、システムが安定して稼働することを確認しております。また、2022年9月には、安否の有償契約数が3,000件を突破し、コロナ禍の中、順調に契約数を伸ばしております。
一方で「kintone連携サービス」は、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスであります。「kintone」内にある情報を参照した帳票の作成やWebフォームの作成など、用途に応じた6つのサービスを提供しております。「kintone連携サービス」は1つのサービス導入でも「kintone」を便利に利用することが可能になりますが、複数のサービスを導入していただくことで、「kintone」をノーコード、ローコードでWebシステムのように活用することができるようになります。当期はサービス間の連携に注力しており、その一環として2022年2月に「Toyokumo kintoneApp認証」という機能を「フォームブリッジ」と「kViewer」に追加いたしました。2022年9月には、「Toyokumo kintoneApp認証」のご利用者数が3万ユーザーを突破しております。今後も幅広い業務、幅広い対象ユーザーにご利用いただけるよう分かりやすい製品と分かりやすい解説コンテンツで支援してまいります。また、当社の提供する「kintone連携サービス」の「プリントクリエイター」が、株式会社富士キメラ総研が発行する『ソフトウェアビジネス新市場2022年版』の「電子帳票関連ツール(設計・出力)」のSaaS部門(数量)において、2021年度(実績)導入比率40.8%で2年連続No.1を獲得いたしました。
当社が提供する「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーであります。予定を作成する際、サイボウズ株式会社の提供する「kintone」、「cybozu.com」と連携することで手入力の手間を省いたり、WebミーティングのURLをワンクリックで発行したりすることが可能であります。当サービスは日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わずご利用いただけるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいと考えております。そのため、インターネット広告やブログ、展示会への出展等を通じて知名度向上に努めてまいりました。
なお、各サービスにおいては、便利に使えるだけでなく、誰でも簡単に操作できることを第一に、機能追加及びメンテナンスを継続しております。
これらの結果、当第3四半期累計期間における売上高は1,404,159千円、営業利益は523,063千円(前年同四半期比40.0%増)、経常利益は522,481千円(同38.7%増)、四半期純利益は360,053千円(同37.9%増)となりました。
また、当社は法人向けクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
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