【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、11月以降新型コロナウイルス感染症第8波の勢いが拡大しましたが、これまでのワクチン接種の普及効果もあり経済活動が徐々に正常化への動きがみられました。一方、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー資源や原材料価格の高騰に加え、世界的な金融引き締め等が及ぼす影響も懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような状況の中、当社グループにおいては、新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンや半導体不足による減産により血圧計腕帯、エアバッグ、カーシートなどの生産が影響を受けたものの、徐々に生産が回復してきており、主要生産拠点であるベトナム工場を中心にコスト削減にも努めました。また、縫製自動機では、インド向けで大型レーザー裁断機やエアバッグメーカー向けの自動機納入が増えており、売上が堅調に推移しました。また、リハビリロボット関連では民間のリハビリセンターにおいてEMG(表面筋電図)を利用した脳梗塞リハビリ用ロボットを用いてリハビリテーションの生産性向上の実証実験を行うとともに、10月には幕張メッセにおいて開催された医療介護の展示会に当該ロボットを出展するなど営業活動に注力しております。そのほか、当社グループの子会社であるMatsuya R&D(Vietnam)co.,Ltd.において、10月にホーナイ工業団地に41,634.8㎡の工業用地を正式に取得し、新工場の建設が開始されました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,881,862千円(前年同期比24.8%増)、営業利益438,551千円(前年同期比114.8%増)となりました。また、営業外収益では為替差益を83,908千円計上したことにより、経常利益504,743千円(前年同期比121.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は355,106千円(前年同期比397.8%増)となりました。当第3四半期連結累計期間における各セグメントの概況は、次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントの区分を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(メディカルヘルスケア事業)メディカルヘルスケア事業につきましては、血圧計腕帯において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウンや半導体不足の影響を受けたものの、現在では受注が回復してきており、売上高・セグメント利益共に前年同期比を上回りました。以上の結果、連結子会社への売上高を除いた外部売上高は3,416,902千円(前年同期比12.8%増)、セグメント利益は752,075千円(前年同期比17.2%増)となりました。
(セイフティシステム事業)セイフティシステム事業につきましては、カーシートで一部自動車メーカーにおける工場稼働停止の影響を受けたものの、インド向けに大型レーザー裁断機やエアバッグ関連メーカー向けの自動機を納入したほか、エアバッグの生産において新規得意先向けの量産が開始され、売上高が堅調に推移しました。以上の結果、連結子会社への売上高を除いた外部売上高は1,448,134千円(前年同期比72.1%増)、セグメント損失は124,151千円(前年同期はセグメント損失237,539千円)となりました。
(その他事業)その他事業につきましては、家具・インテリア関連の縫製自動機の納入があり、連結子会社への売上高を除いた外部売上高は16,826千円(前年同期比59.5%減)、セグメント損失は1,380千円(前年同期はセグメント利益438千円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,439,584千円増加し、6,980,103千円となりました。これは、受取手形、売掛金及び契約資産が171,487千円、仕掛品が92,210千円それぞれ減少したことに対して、現金及び預金が1,053,446千円、商品及び製品が349,236千円、原材料及び貯蔵品が94,156千円、その他流動資産が206,443千円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,292,817千円増加し、2,641,483千円となりました。これは主として使用権資産が74,594千円減少したことなどに対して、建設仮勘定が1,216,222千円、その他有形固定資産が161,508千円それぞれ増加したことなどによるものであります。この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて2,732,401千円増加し、9,621,586千円となりました。
(負債)当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,711,329千円増加し、4,900,266千円となりました。これは主として支払手形及び買掛金が33,104千円減少したことなどに対して、短期借入金が1,270,000千円、未払金が411,724千円、未払法人税等が64,569千円それぞれ増加したことなどによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて167,332千円増加し、629,872千円となりました。これは主として長期借入金が15,902千円減少したことなどに対して、その他固定負債が177,555千円増加したことなどによるものであります。この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて1,878,662千円増加し、5,530,139千円となりました。
(純資産)当第3四半期連結会計期間末における純資産は4,091,447千円と、前連結会計年度末に比べて853,739千円増加となりました。これは利益剰余金の配当により26,376千円減少したものの、譲渡制限付株式報酬による新株発行及び新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,708千円増加、為替換算調整勘定が521,592千円増加、並びに親会社株主に帰属する四半期純利益を355,106千円計上したことによるものであります。なお、自己資本比率は前連結会計年度末の47.0%から42.5%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、36,308千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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