【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年9月30日まで)は自動車業界において上海ロックダウンや半導体不足による経済停滞の影響等がありましたが、当社グループは継続して成長戦略に挙げたテーマに取り組んでまいりました。
「情報プラットフォーム」事業については、継続的にオンラインによる効率的な営業を行ったことに加えて、1月と5月の展示会では対面でのアプローチを行い、受注増加に貢献しました。さらに7月には営業組織を変更し、新規顧客の受注から既存顧客のフォローアップまでグループ単位で一貫して対応できる体制を構築し、顧客の安定拡大に努めました。コンテンツ面においては、4月に主にアジア地域の二輪車台数データを増強、8月には電気自動車(EV/PHV/FCV)販売月報や世界のニュースの週次サマリー掲載等、ご要望の高い情報を継続的に強化してまいりました。また、主要部品メーカーの四半期決算データをAIで分析し即時、メールで自動配信する機能や、ご利用者の関心の高いコンテンツをご提案するレコメンド機能等、DXを活用してお客様のニーズに合わせた情報をお届けするサービスを追加しました。このほか、無料会員登録のインターフェースを刷新したことにより、無料会員登録者数は増加しました。これらの結果、契約社数は前連結会計年度末から327社増加(前年同期441社増加)の4,535社となりました。ベンチマーキング関連事業については、車両・部品調達代行サービスにおいて、第3四半期は高額案件の減少などから売上高、利益ともに計画を若干下回る結果となりましたが、累計では、EV車両本体や電動ドライブユニット(E-Axle)の売上が貢献し前年同期を上回る結果となりました。またデータ販売においては、第3四半期に入りHMI技術やAion S用e-Axle等の当社内製レポートも売上を牽引しました。コンサルティング事業については、コスト分析やEV関連の技術動向調査の引き合いが堅調に推移したものの、大型案件の受注が少なく売上高は微増にとどまり、外注費の負担増から営業利益は前年同期を若干下回る結果となりました。プロモーション広告事業(LINES)については、リピーターのご利用が堅調に増加する中、サマーキャンペーン等も奏功し、売上高、利益ともに前年同期を大きく上回りました。LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業については外部メディアで紹介される機会が増えたため認知度がアップしたこと、また新たに販売されたバッテリーやモーター等のEV関連部品の仕様情報を含む予測サービスへの受注も相まって、売上高は前年同期を大きく上回る結果となりました。人材紹介事業については、特にOEM向けの管理職クラスの案件が多くなり、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。自動車ファンド事業については、各組合員から受け取る管理報酬の内、当社出資比率に応じた額を売上高として四半期ごとに計上しております。この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は売上高3,046百万円(前年同期比20.0%増加)、営業利益は1,185百万円(前年同期比31.2%増加)、経常利益は、1,185百万円(前年同期比32.3%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、828百万円(前年同期比34.3%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
○ 「情報プラットフォーム」事業:売上高1,941百万円(前年同期比19.4%増加)、セグメント利益(営業利益)1,160百万円(前年同期比24.5%増加)当第3四半期連結累計期間における契約社数は前連結会計年度末から327社増加し、4,535社となりました。第2四半期には一時的に中国の新規顧客獲得が鈍化しましたが、第3四半期に入り無料会員登録の増加施策が功を奏し、安定的に登録者数が推移したこと、また対ドルや人民元、その他の通貨に対して円安となったことで「情報プラットフォーム事業」の約52%を占める外貨建て売上が増加し、売上高は1,941百万円(前年同期比19.4%増加)となりました。
○ 「情報プラットフォーム事業」地域別売上高
地域
前第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日
至 2021年9月30日)(百万円)
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)(百万円)
増減率(%)
日本
821
889
+8.3
中国
243
350
+44.0
アジア
231
289
+24.9
北米
157
198
+26.0
欧州
164
201
+22.6
その他
7
11
+52.7
合計
1,626
1,941
+19.4
○ ベンチマーキング関連事業:売上高471百万円(前年同期比17.5%増加)、セグメント利益(営業利益)126百万円(前年同期比30.1%増加)当第3四半期連結累計期間のベンチマーキング関連事業は、部品調達代行事業において、年初OEMからのEV車本体の受注や、ティアダウン部品販売の第2弾として、Hyundai NEXO(FCV車)の部品販売等があったものの、第2四半期、第3四半期は受注が低調であったために、売上高は前年同期比8.5%の増加に留まりました。分解調査データ販売においては、Tesla Model 3やModel Y、上汽GM 五菱社製の宏光(Hongguang)MINIの分解レポート等の受注が自動車メーカーや部品メーカー向けに好調だったこと、さらに当社内製レポート(HMI技術、Aion S用 e-Axle)の販売が売上を牽引しました。
○ コンサルティング事業:売上高239百万円(前年同期比7.4%増加)、セグメント利益(営業利益)39百万円(前年同期比9.8%減少)大手自動車メーカーや部品メーカーがリピーターとして定着しましたが、コンサルタントの人員増を受注増でまかなうことことができず、売上高は前年同期より微増にとどまり、外注費の負担が高い案件も散見されたため、セグメント利益は前年同期より減少しました。
○ プロモーション広告事業(LINES):売上高58百万円(前年同期比34.3%増加)、セグメント利益(営業利益)50百万円(前年同期比55.9%増加)継続して高いリピーター率を維持する中で、LINESトップページに新設した資料ダウンロードボタンからの資料請求やお問合せも多く、売上が伸長しました。
○ LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業:売上高172百万円(前年同期比35.3%増加)、セグメント利益(営業利益)46百万円(前年同期比55.8%増加)当第3四半期連結累計期間のLMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業は、第2四半期に引き続いて、8割近い顧客が契約更新をする中、EV関連への堅調な需要から、売上の74%が電動車予測関連サービスとなりました。販売量の増加に伴い仕入価格の低下も続いており、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ大きく増加しました。
○ 人材紹介事業:売上高134百万円(前年同期比40.8%増加)、セグメント利益(営業利益)54百万円(前年同期比75.7%増加)自動車メーカー向けの管理職クラスの案件が成約し、受注が比較的スムーズに進んだことから、売上高、利益ともに前年同期を上回る結果となりました。(成約件数は64件、前年同期46件)また、人材派遣業の申請も進めており、新しいサービスも展開してまいります。
○ 自動車ファンド事業:売上高29百万円(前年同期比31.8%増加)、セグメント利益(営業利益)2百万円(前年同期は△8百万円)自動車ファンド事業は、2月に第1号投資案件(投資額2億円)を実行し、その後の投資案件の発掘、将来性判断など約1,500社以上の新興企業データを蓄積しております。出資者の方々へは四半期毎にベンチャー・スタートアップ100社情報の提供も継続して進めました。
〇セグメント別損益
前第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日
至 2021年9月30日)(百万円)
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)(百万円)
増減率(%)
「情報プラットフォーム」事業
売上高
1,626
1,941
+19.4
営業利益
932
1,160
+24.5
ベンチマーキング関連事業
売上高
401
471
+17.5
営業利益
96
126
+30.1
コンサルティング事業
売上高
222
239
+7.4
営業利益
43
39
△9.8
プロモーション広告事業
売上高
43
58
+34.3
営業利益
32
50
+55.9
LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業
売上高
127
172
+35.3
営業利益
30
46
+55.8
人材紹介事業
売上高
95
134
+40.8
営業利益
30
54
+75.7
自動車ファンド事業
売上高
22
29
+31.8
営業利益又は営業損失(△)
△8
2
-
(2) 財政状態の分析(資 産)当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し、726百万円増加の5,718百万円となりました。この増加の主な内訳は、現金及び預金の766百万円、仕掛品の39百万円及び受取手形の10百万円の増加等であり、一方、減少の内訳は投資有価証券の43百万円、前渡金の40百万円及び売掛金の19百万円の減少等であります。(負 債)当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し、184百万円増加の1,583百万円となりました。この増加の主な内訳は、前受金の218百万円、買掛金の53百万円及び賞与引当金43百万円の増加等であり、一方、減少の内訳は未払法人税等の70百万円、未払消費税等の25百万円、預り金の15百万円及び未払費用の13百万円の減少等であります。(純資産)当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較し、541百万円増加の4,135百万円となりました。この増加の主な内訳は、親会社株主に帰属する四半期純利益828百万円の計上及び配当金303百万円の支払いによる利益剰余金の524百万円、為替換算調整勘定の35百万円の増加等であり、一方、減少はその他有価証券評価差額金の18百万円であります。
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