【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
本文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末時点において判断したものであり、その実現を保証するものではありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に関わる行動制限緩和が進み、経済活動は徐々に正常化へと向かいました。しかしながら、ロシアのウクライナ侵攻や日米金利差等を要因とした円安、資源価格やエネルギー価格の高騰もあり、先行きは不透明な状況となっております。
当社グループ製品の主要需要先の状況といたしましては、自動車関連は半導体や部品不足が解消せず、生産台数の減少が続いており、回復が遅れています。一方、半導体や電子・デバイス関連は、活況となっていたスマートフォンやPC関連等の巣ごもり需要には落ち着きがみられましたが、概ね堅調に推移しました。
このような環境のなか当社グループでは、物価上昇によるコスト増に対処すべく、内製化推進をはじめとした製造現場でのより一層のコスト削減に努めました。しかしながら、自助努力での価格維持が困難な状況となったことから増加コストの一部を価格転嫁することとし、他社の動向を踏まえ、11月受注分から主要製品の値上げを実施いたしました。なお、値上げ前には一部駆け込み需要も見られました。
営業面では、展示会への出展を通じ、様々なニーズに応える工具提案により新たなユーザーの開拓に努めました。11月には4年ぶりに実開催となった国内最大の工作機械見本市「JIMTOF2022」に出展いたしました。
製品面では、高硬度鋼高精度加工用4枚刃ロングネックラジアスエンドミル「MHRSH430RSF」や鏡面仕上げ用PCDボールエンドミル「PCDRB」の規格追加等、ラインアップの充実を行いました。
生産面では、仙台工場を中心に効率化やコスト削減のため「日進工具グループが将来に向けて挑戦する改善活動」である「オレンジFC」に加え、更なるコスト削減を目的とした活動も開始いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は7,360百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は1,663百万円(同0.6%減)、経常利益は1,653百万円(同3.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,120百万円(同5.2%減)となりました。
製品区分別の売上高では、「エンドミル(6mm以下)」が5,738百万円(前年同期比0.7%増)、「エンドミル(6mm超)」が666百万円(同2.3%減)、「エンドミル(その他)」が410百万円(同6.8%増)、「その他」が544百万円(同5.5%増)となりました。
(注)報告セグメントが1つでありますので、製品区分別に記載しております。なお「その他」の事業セグメントは、製品区分別の「その他」に含めております。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して資産合計は289百万円増加し18,163百万円となりました。これは主に、原材料の増加等によるものであります。
また、負債は前連結会計年度末と比較して418百万円減少し、1,289百万円となりました。これは主に、未払法人税等の支払や賞与引当金の減少等によるものであります。
純資産は前連結会計年度末と比較して、利益剰余金の増加等により707百万円増加し16,873百万円となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は91.7%となっております。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、318百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性について
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
