【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新たな変異株の出現により新型コロナウイルスの感染者は再び増加傾向に転じましたが、3月以降各種活動制限は緩和されており経済活動は正常化への動きが見られました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や急激な円安の進行等の影響からエネルギー資源や原材料価格の高騰、半導体の部品逼迫等の流れが止まらず、先行きは引き続き不透明な状況となっております。 このような状況のなか、当社は付加価値の高い新商品の積極的な投入、各種の展示会への出展のほか、引き続き代理店販売の拡充等に努めてまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高4,375百万円(前年同四半期比6.7%増)、営業利益606百万円(前年同四半期比8.3%増)、経常利益631百万円(前年同四半期比7.4%増)、四半期純利益499百万円(前年同四半期比1.3%減)となりました。
商品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
清掃機器関連
抗菌仕様の真空掃除機の販売が一巡したこと等から、692百万円(前年同四半期比5.7%減)となりました。
洗浄機器関連
コンシューマー向けの家庭用リンサーや小型スチーム機器の販売が堅調だったこと等から、2,120百万円(前年同四半期比0.1%増)となりました。
その他
清掃・洗浄機器用アクセサリーの販売が堅調だったこと等から、1,562百万円(前年同四半期比25.1%増)となりました。
なお、当社は環境クリーニング機器等以外の事業に関しては重要性が乏しいと考えられるため、セグメントの記載は省略しております。
(2)財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末と比べて1.2%増加し、10,727百万円となりました。これは主として、現金及び預金が781百万円、受取手形及び売掛金が65百万円減少したものの、有価証券が500百万円、商品が458百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比べて1.9%減少し、4,061百万円となりました。これは主として、繰延税金資産が37百万円、建物及び構築物が28百万円、投資有価証券が16百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
流動負債は、前事業年度末と比べて17.7%減少し、910百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が125百万円増加したものの、未払法人税等が172百万円、流動負債その他が143百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前事業年度末と比べて0.5%増加し、1,043百万円となりました。これは主として、役員退職慰労引当金が137百万円減少したものの、固定負債その他が143百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて8.9%減少し、1,954百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末と比べて1.9%増加し、12,834百万円となりました。この結果自己資本比率は86.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ781百万円減少し、6,757百万円となりました。
営業活動の結果使用した資金は10百万円(前年同四半期は464百万円の収入)となりました。支出の主な要因は、棚卸資産の増加額が459百万円、法人税等の支払額が249百万円、役員退職慰労引当金の減少額が137百万円であり、収入の主な要因は、税引前四半期純利益が631百万円、その他固定負債の増加額が143百万円、仕入債務の増加額が125百万円あったこと等によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は、509百万円(前年同四半期比184百万円増加)となりました。支出の主な要因は、有価証券の取得による支出が500百万円あったこと等によるものであります。
財務活動の結果使用した資金は、263百万円(前年同四半期比86百万円増加)となりました。支出の主な要因は、配当金の支払額が262百万円あったこと等によるものであります。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発活動の総額は、23,353千円であります。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期累計期間において、当社における資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(8)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(9)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。