【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、期末日における資産及び負債の残高、収益及び費用等に影響を与える仮定や見積りを必要としております。当社グループの連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また当社グループにおける重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 経営成績の状況
当社グループの当連結会計年度の経営環境につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営環境」に記載のとおりであります。
当社グループは、第3次中期経営計画『New Dedication2023』~新たな貢献へ~の2年目の取り組みを着実に実行することにより、継続的な成長と持続可能な社会の実現に取り組んでまいりました。 具体的には、製造業が抱える課題の解決に向け、当社の強みである物流機能を活かし、部品調達や生産管理の効率化等、積極的な提案活動に取り組みました。また、コロナ禍により見送られていたリアル展示会も各地で開催されるようになり、6月には「FOOMA JAPAN2022:食品製造にかかわる“今すぐの課題”をスッキリ解決」に出展し、10月には「感染対策EXPO」、11月には「国際発酵・醸造食品産業展」等の新たな展示会にも出展いたしました。さらに自社主催展示会も再開し、松山・長岡・岡山等各地での「地域MEKASYS展」、名古屋では新たな切り口となる「カーボンニュートラルソリューション展」を開催し、様々なソリューション提案を行いました。 設備面では、かねてより業務効率化のため改修を行っておりました東大阪ビルの工事が2022年9月に完了し、同月に手狭となっておりました八日市支店を新築移転いたしました。また、2023年1月には小牧営業所の移転を行いました。 この結果、売上高は、企業の生産能力増強等に加え、デジタル化や脱炭素化に向けた取り組みも底堅く推移するなど、積極的な設備投資姿勢が維持されたことから、前連結会計年度に比べ76億4千5百万円増加し1,316億9百万円(前年同期比6.2%増)となりました。
売上総利益は、前連結会計年度に比べ15億6千9百万円増加し195億6千7百万円(前年同期比8.7%増)となりました。売上総利益率は14.9%と前連結会計年度と同水準を維持しております。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ7億8千4百万円増加し、132億8千万円(前年同期比6.3%増)となりました。
営業利益は、前連結会計年度に比べ7億8千4百万円増加し、62億8千7百万円(前年同期比14.3%増)となりました。営業利益率は4.8%と前連結会計年度より0.4ポイント上昇いたしました。
営業外収益は、前連結会計年度に比べ3百万円増加し7億9千4百万円(前年同期比0.5%増)となり、営業外費用は、1億1千4百万円増加し3億2千4百万円(前年同期比54.2%増)となりました。
経常利益は、前連結会計年度に比べ6億7千4百万円増加し67億5千6百万円(前年同期比11.1%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ7億2千1百万円増加し49億6千7百万円(前年同期比17.0%増)となりました。 商品別としましては、動力伝導機器分野では、精密減速機、伝導用ベルト、クラッチ・ブレーキ等が堅調に推移した結果、売上高571億6千2百万円(前年同期比6.2%増)となりました。 産業機器分野では、コンベヤ関連機器、システム関連機器が堅調に推移した結果、売上高299億8千3百万円(前年同期比7.2%増)となりました。 制御機器分野では、サーボモータ、センサー、ロボット関連機器等が堅調に推移した結果、売上高444億6千3百万円(前年同期比5.5%増)となりました。
② 財政状態の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ22億4千5百万円増加し、1,228億6百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ6億8千2百万円増加し、821億7千9百万円となりました。これは、受取手形が6億4千3百万円、売掛金が8億8千3百万円、有価証券が34億6百万円それぞれ減少したものの、電子記録債権が19億9千7百万円、商品及び製品が35億3千9百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ15億6千2百万円増加し、406億2千6百万円となりました。これは、建設仮勘定が5億7千5百万円、無形固定資産が5億2百万円減少したものの、建物及び構築物が13億4百万円、投資有価証券が19億9百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ7億6千5百万円減少し、364億8千6百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ3億9千2百万円減少し、285億8千2百万円となりました。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ3億7千3百万円減少し、79億4百万円となりました。
純資産は、利益剰余金が29億2千6百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ30億1千1百万円増加し、863億1千9百万円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億8千3百万円減少し153億6千8百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、21億1千6百万円(前年同期において得られた資金30億6千8百万円)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額が34億9千6百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が72億6百万円、減価償却費が16億4百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、4千6百万円(前年同期において使用した資金37億7千万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が14億9千6百万円、投資有価証券の取得による支出が20億2千8百万円あったものの、有価証券の償還による収入が20億円、投資有価証券の売却及び償還による収入が17億2千8百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、24億9千1百万円(前年同期において使用した資金17億1千5百万円)となりました。これは配当金の支払額が20億3千9百万円あったこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a 販売実績
当連結会計年度における商品区分別の販売実績は、次のとおりであります。
商品区分
金額(百万円)
前年同期比(%)
動力伝導機器
57,162
106.2
産業機器
29,983
107.2
制御機器
44,463
105.5
合計
131,609
106.2
(注)1 総販売実績に対する輸出高の割合は、100分の10未満であります。
2 総販売実績に対し、100分の10以上に該当する主要な販売先はありません。
b 仕入実績
当連結会計年度における商品区分別の仕入実績は、次のとおりであります。
商品区分
金額(百万円)
前年同期比(%)
動力伝導機器
48,184
105.0
産業機器
26,367
106.2
制御機器
40,587
104.0
合計
115,138
104.9
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが、目標とする経営指標は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。
営業利益率については当連結会計年度4.8%と前連結会計年度の4.4%より0.4ポイント上昇し、1人当たりの営業利益は目標とする7百万円に対して92.2%となり、前連結会計年度より9.5%の増加となりました。
総資産経常利益率については目標とする6.5%に対し5.6%となりました。引き続き生産性と効率性の向上に取り組んでまいります。
また、当社グループは、当連結会計年度を第3次中期経営計画『New Dedication2023』~新たな貢献へ~ の2年目として、「新たな商社機能」の強化と提供価値及び貢献力の向上に取り組んでまいりました。当連結会計年度の業績予想に対する達成状況は次のとおりであります。
第72期予想
(2023年3月期)
第72期実績
(2023年3月期)
達成率
売上高
130,000百万円
131,609百万円
101.2%
営業利益
5,800百万円
6,287百万円
108.4%
営業利益率
4.5%
4.8%
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当連結会計年度の業績予想に対する達成状況は、企業の設備投資が堅調に推移したこともあり、売上高は1,300億円に対して1,316億9百万円、達成率は101.2%となりました。営業利益は58億円に対して62億8千7百万円、達成率は108.4%となり、営業利益率は4.8%と0.3ポイント上回りました。
3か年計画の最終年度となる次年度におきましても、第3次中期経営計画『New Dedication2023』~新たな貢献へ~ のもと、市場戦略及びコーポレート戦略を推進してまいります。
⑦ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループのキャッシュ・フローの状況については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの運転資金は、原則として自己資金を原資としております。また、設備投資資金は原則として自己資金またはファイナンス・リースにより資金調達しております。今後も適切な資金確保、流動性の維持及び財務体質の健全性を堅持してまいります。
