【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナによる社会経済活動への制限緩和が継続し、緩やかながら景気にも持ち直しの動きが見られました。
他方、いわゆる「第7波」による急激な感染再拡大や、エネルギー需給ひっ迫への懸念、原材料の供給不足や価格高騰などの不安材料も多く、先行きの不透明な状況が続きました。
医療業界においては、新型コロナの感染再拡大により、医療提供体制の維持をめぐる懸念が再燃する中で、安定した医療提供体制の確立に向けた課題解決への取り組みが求められております。
このような経営環境の中で当社は、医療施設の安定的な運用や効率化に寄与する採血管準備装置および関連システムについて、提供可能なソリューションの幅を広げながら販売活動に注力するとともに、検体検査装置の導入提案、消耗品の安定供給についても、引き続き努めてまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は3,772,380千円(前年同期比12.1%減少)となりました。採血管準備装置および関連システムの販売案件数の減少、および消耗品である国内採血管供給事業を終了したこと等により、前年同期比の売上を下回りました。なお、総売上高に対する海外売上高の占める割合は、前年同期比0.7ポイント減少し12.6%となりました。
利益面に関しては、売上高の減少に伴い売上総利益が1,875,203千円(前年同期比11.3%減少)となりました。販売費及び一般管理費は1,428,696千円(前年同期比1.0%減少)となり、この結果、営業利益は446,506千円(前年同期比33.3%減少)、経常利益は454,927千円(前年同期比32.7%減少)、四半期純利益は309,226千円(前年同期比34.0%減少)となりました。
なお、当社は医療機器及びこれら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に記載いたします。
<品目別の販売状況>
・採血管準備装置・システム
当第2四半期累計期間における採血管準備装置・システムの売上高は1,037,828千円(前年同期比30.0%減少)となりました。国内市場における売上高は、前年同期に比べて中・小型案件は増加したものの、大型案件が減少したことにより948,351千円(前年同期比25.6%減少)となりました。海外市場における売上高は、全域的に新型コロナによる影響からの回復が遅れている中、競合他社との競争も激化する厳しい市場環境にあって89,476千円(前年同期比56.9%減少)となりました。
・検体検査装置
当第2四半期累計期間における検体検査装置の売上高は241,794千円(前年同期比6.0%減少)となりました。国内市場における売上高は、ハンディ型の血液ガス分析装置がモデルチェンジの端境期にあることや、電解質分析装置の販売が伸び悩んだこと等により142,859千円(前年同期比12.1%減少)、海外市場における売上高は、デスクトップ型の血液ガス分析装置の販売が持ち直し、98,935千円(前年同期比4.4%増加)となりました。
・消耗品等
当第2四半期累計期間における消耗品等の売上高は2,492,756千円(前年同期比2.3%減少)となりました。2022年4月をもって、消耗品である採血管の供給事業を終了したこと等により、国内市場における売上高は2,207,123千円(前年同期比3.3%減少)となりました。一方、海外市場での売上高は、稼働装置数の増加等により、285,632千円(前年同期比6.3%増加)となりました。
②財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産の残高は17,840,994千円となり、前事業年度末比667,250千円減少しました。これは主に、商品及び製品が329,613千円増加、現金及び預金が341,723千円増加した一方、売掛金が1,306,819千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の負債の残高は2,368,771千円となり、前事業年度末比489,388千円減少しました。これは主に、前受金が203,074千円増加した一方、買掛金が285,137千円減少、未払法人税等が208,504千円減少、未払消費税等が148,050千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末の純資産の残高は15,472,223千円となり、前事業年度末比177,862千円減少しました。これは、配当金の支払いが505,214千円、四半期純利益が309,226千円であったこと等によるものであります。なお、自己資本比率は86.7%となり、前事業年度末比2.1ポイント増加しました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、11,865,231千円(前年同期比795,879千円増加)となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当第2四半期累計期間において、営業活動により得られた資金は915,243千円(前年同期比506,630千円減少)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額が402,541千円であった一方、売上債権の減少額が1,454,643千円であったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、投資活動により支出した資金は68,773千円(前年同期は2,511,318千円の収入)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が63,788千円、差入保証金の差入による支出が7,813千円であった一方、差入保証金の返還による収入8,386千円があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、財務活動により支出した資金は504,746千円(前年同期比70,877千円増加)となりました。これは、配当金の支払額504,746千円があったことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は160,608千円となりました。また、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
