【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、CO2排出量をカーボンオフセットすることができる「カーボンニュートラルプリント」、「カーボンゼロプリント」等、環境配慮型印刷の提供を始めております。また、当第3四半期連結累計期間におきましても、引き続き、お客様のニーズに応えるべく、営業力・提案力の強化を図り、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、生産効率の向上、更なる内製化の推進により、売上の拡大、収益性の改善に取り組んでまいりました。一方、市場では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進等の効果により、一時景気の持ち直しの動きが見られたものの、円安の長期化、不安定な国際情勢等、依然として先行き不透明な状況となっております。印刷業界におきましても、原材料価格の高騰の影響等で、厳しい経営環境となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は31億52百万円(前年同四半期比6.0%増収)となりました。その内訳は、製品制作売上高5億28百万円(前年同四半期比10.5%減収)、印刷売上高25億99百万円(前年同四半期比10.3%増収)、商品売上高24百万円(前年同四半期比12.2%減収)となりました。
損益面につきましては、営業利益28百万円(前年同四半期は営業損失36百万円)、経常利益70百万円(前年同四半期は経常利益24百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は35百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益5百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は35億23百万円となり、前連結会計年度末に比べて5億49百万円の減少となりました。流動資産は23億52百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億45百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が4億75百万円減少した一方、その他に含まれる立替金が32百万円増加したことによるものです。固定資産は11億71百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億4百万円減少しました。これは主に、機械装置及び運搬具(純額)の新規取得による増加10百万円と、減価償却費1億円の計上によるものです。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は17億31百万円となり、前連結会計年度末に比べて5億84百万円減少しました。流動負債は10億53百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億48百万円減少しました。これは主に、未払金が5億20百万円、支払手形及び買掛金が37百万円それぞれ減少した一方、1年内返済予定の長期借入金が1億99百万円増加したことによるものです。固定負債は6億77百万円となり、2億36百万円の減少となりました。これは、長期借入金が2億53百万円減少した一方、退職給付に係る負債が17百万円増加したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は17億92百万円となり、前連結会計年度末に比べて35百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものです。
(2)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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