【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、CO2排出量をカーボンオフセットすることができる「カーボンニュートラルプリント」、「カーボンゼロプリント」等、環境配慮型印刷の提供を始めております。また、当第2四半期連結累計期間におきましても、引き続き、お客様のニーズに応えるべく、営業力・提案力の強化を図り、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、生産効率の向上、更なる内製化の推進により、売上の拡大、収益性の改善に取り組んでまいりました。一方、市場では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進等の効果により、一時景気の持ち直しの動きが見られたものの、円安の長期化、不安定な国際情勢等、依然として先行き不透明な状況となっております。印刷業界におきましても、原材料価格の高騰の影響等で、厳しい経営環境となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は20億5百万円(前年同四半期比9.2%増収)となりました。その内訳は、製品制作売上高3億33百万円(前年同四半期比8.5%減収)、印刷売上高16億54百万円(前年同四半期比13.8%増収)、商品売上高16百万円(前年同四半期比3.7%増収)となりました。
損益面につきましては、営業損失27百万円(前年同四半期は営業損失52百万円)、経常利益3百万円(前年同四半期は経常損失11百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は34億51百万円となり、前連結会計年度末に比べて6億20百万円の減少となりました。流動資産は22億32百万円となり、前連結会計年度末に比べて5億64百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が5億59百万円減少したことによるものです。固定資産は12億19百万円となり、前連結会計年度末に比べて56百万円減少しました。これは主に、機械装置及び運搬具(純額)の新規取得による増加10百万円と、減価償却費67百万円の計上によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は16億99百万円となり、前連結会計年度末に比べて6億16百万円減少しました。流動負債は10億10百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億91百万円減少しました。これは主に、未払金が5億29百万円、支払手形及び買掛金が64百万円それぞれ減少した一方、1年内返済予定の長期借入金が1億99百万円増加したことによるものです。固定負債は6億89百万円となり、2億24百万円の減少となりました。これは、長期借入金が2億35百万円減少した一方、退職給付に係る負債が11百万円増加したことによるものです。
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は17億52百万円となり、前連結会計年度末に比べて4百万円の減少となりました。これは主に、利益剰余金の減少によるものです。
キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は10億8百万円となり、当第2四半期連結累計期間の期首に比べ6億7百万円の減少となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって使用した資金は9百万円となりました。これは、税金等調整前四半期純利益3百万円と減価償却費の67百万円の計上等による資金の増加に対して、仕入債務の減少額64百万円等の資金の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用した資金は65百万円となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1億30百万円、定期預金の預入による支出1億78百万円、有形固定資産の取得による支出14百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって使用した資金は5億31百万円となりました。これは、自己株式の取得による支出4億95百万円と長期借入金の返済による支出35百万円によるものです。
(2)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費は2百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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