【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。(1)財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間における世界経済は、ウクライナ情勢を巡る国際情勢の長期化や円安を背景とした原材料価格の高騰とそれに伴う物価高騰などで、先行きの景況感は不透明な状況が続いております。国内の住宅市場におきましても、新設住宅着工戸数は戸建住宅が減少傾向となり、依然厳しい経営環境が続いております。このような状況のなか、当第2四半期累計期間における当社の経営成績は、売上高につきましては、主力製品である新設住宅用建材の受注が伸び悩んだものの、リフォーム事業が増加したことにより、ほぼ前年同期並みとなりました。一方、利益面では主力製品を中心に原材料価格等の高騰が継続し、さらにリフォーム事業における施工件数の増加に伴い、材料費や施工費用及び運送費の原価が上がり、収益率を圧迫したことにより、前年同期を大きく下回る結果となりました。 その結果、売上高につきましては、49億4千万円(前年同期は49億5千9百万円,△0.4%)となりました。利益面につきましては、営業損失で3千3百万円(前年同期は営業利益で1億4千7百万円)、経常利益で6千3百万円(前年同期は2億3千8百万円,△73.3%)、四半期純利益は3千7百万円(前年同期は1億6千5百万円,△77.4%)となりました。資産合計は、前事業年度末に比べて5億9百万円増加して119億6千6百万円となりました。主な内容としては、棚卸資産が1億1千4百万円増加したこと、市場価格が前事業年度末に比べ増加したことにより投資有価証券及び関係会社株式の評価が合わせて3億8千2百万円増加したことによるものであります。負債合計は、前事業年度末に比べて2億3千8百万円増加して28億3千万円となりました。主な内容としては支払手形及び買掛金が2億円増加したことによるものであります。純資産合計は、前事業年度末に比べて2億7千1百万円増加して91億3千5百万円となりました。主な内容としてはその他有価証券評価差額金が2億6千5百万円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の期末残高は、前年同期に比べ2億5千9百万円増加して19億7千8百万円となりました。当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金や設備資金等は、自己資金による調達を基本としており、その資金の源泉は営業活動によるキャッシュ・フローであります。また、余剰資金は、現預金で保有するほか投資有価証券等により運用しております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、主に仕入債務が1億8百万円増加したこと、税引前四半期純利益が1億7千4百万円、売上債権が9千2百万円減少したこと等により5百万円減少し、1億4千3百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、主に有形固定資産の取得による支出が3千4百万円増加したこと等により3千万円減少し、△5千7百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比し、配当金の支払額が2千万円減少したことにより2千万円増加し、△4千1百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費は4千9百万円であります。