【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。(1)財政状態及び経営成績の状況当第3四半期累計期間における当社の経営成績は、売上高につきましては、10月以降は主力製品である新設住宅用建材の受注が伸び悩み、リフォーム用建材の営業活動は実を結びつつあるものの、厳しい経営環境が続いております。収益につきましては、売上高の増加に加え、生産性の改善及び総費用の削減に継続して取り組み一定の成果を上げたものの、材料費や光熱費等の高騰が継続してその影響が大きくなり、営業利益、経常利益は前年同期を下回る結果となりました。なお、四半期純利益につきましては、前年同期を大きく下回る結果となりましたが、これは、前年同期は繰延税金資産を計上していなかった税務上の繰越欠損金の影響により、法人税等合計額が減少していたことによるものであります。その結果、売上高につきましては、74億3千2百万円(前年同期は72億6千4百万円,2.3%増)となりました。利益面につきましては、営業利益で2億1千2百万円(前年同期は2億3千2百万円,△8.7%)、経常利益で3億2千1百万円(前年同期は3億3千2百万円,△3.3%)、四半期純利益は2億4千8百万円(前年同期は2億9千万円,△14.4%)となりました。
資産合計は、前事業年度末に比べて4億1千3百万円増加して114億7千5百万円となりました。主な内容としては現金及び預金が7千5百万円、受取手形(電子記録債権を含む)及び売掛金が1億4千4百万円、棚卸資産が1億5千2百万円増加したことによるものであります。負債合計は、前事業年度末に比べて2億8千6百万円増加して27億9千5百万円となりました。主な内容としては支払手形及び買掛金が2億4千8百万円増加したことによるものであります。純資産合計は、前事業年度末に比べて1億2千6百万円増加して86億7千9百万円となりました。主な内容としては利益剰余金が1億4千4百万円増加したことによるものであります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動当第3四半期累計期間の研究開発費は8千6百万円であります。