【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類へ移行されたことに伴い緩やかな回復の動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格、原材料価格の高騰、円安の影響等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
自動車販売業界におきましては、第1四半期の軽自動車を含めた国産新車の総登録台数は、1,067千台となり、前年同期に比べ20.2%増加、軽自動車を含めた中古車販売台数は、1,560千台と前年同期に比べ1.3%増加いたしました。また、外国メーカー車につきましては、新車登録台数は59千台と前年同期に比べ4.0%増加いたしました。
このような状況のもと、当社グループの経営成績は、以下のとおりとなりました。
売上高は、前年同期に比べ2,888百万円増加の37,696百万円(前年同期比8.3%増加)となりました。営業利益は、前年同期に比べ123百万円減少の2,100百万円(同5.6%減少)、経常利益は、前年同期に比べ98百万円減少の2,189百万円(同4.3%減少)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ46百万円減少の1,491百万円(同3.0%減少)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
国産車販売事業
輸入車ディーラー事業
売上高
営業利益
売上高
営業利益
当第1四半期
11,064
403
26,631
1,534
前第1四半期
9,935
600
24,872
1,407
増減率
11.4
%
△32.9
%
7.1
%
9.0
%
②財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、37,542百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,218百万円増加いたしました。これは、主に、売掛金が523百万円減少いたしましたが、現金及び預金が1,232百万円、その他流動資産が298百万円増加したことによるものであります。固定資産は、45,990百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,013百万円増加いたしました。これは、主に、有形固定資産が1,185百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、83,532百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,231百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、18,100百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,626百万円増加いたしました。これは、主に未払法人税等が815百万円、支払手形及び買掛金が457百万円、賞与引当金が434百万円、契約負債が316百万円減少いたしましたが、1年内返済予定の長期借入金が1,854百万円、その他流動負債が1,291百万円増加したことによるものであります。固定負債は、6,791百万円となり、前連結会計年度末に比べ589百万円増加いたしました。これは、主に、長期借入金が745百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、24,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,216百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、58,639百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円増加いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益1,491百万円及び剰余金の配当1,542百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は69.3%(前連結会計年度末は71.2%)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。