【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年9月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症にかかる活動制限の緩和を受け、経済活動の正常化に向けた動きが見られましたが、急激な円安の進行、ウクライナ情勢の悪化・長期化等によりエネルギー価格、原材料価格の高騰による物価高など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
自動車販売業界におきましては、第2四半期までの軽自動車を含めた国産新車の総登録台数は、1,921千台となり、前年同期に比べ6.2%減少、軽自動車を含めた中古車販売台数は、3,026千台と前年同期比5.9%減少いたしました。また、外国メーカー車につきましては、新車登録台数は115千台と前年同期に比べ13.6%減少いたしました。
このような状況のもと、当社グループの経営成績は、以下のとおりとなりました。
売上高は、前年同期に比べ9,197百万円増加(前年同期比14.6%増加)の72,104百万円となりました。利益につきましては、営業利益は前年同期に比べ1,224百万円増加(同31.4%増加)の5,117百万円となりました。経常利益は前年同期に比べ1,240百万円増加(同31.1%増加)の5,224百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ848百万円増加(同31.9%増加)の3,506百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。なお、営業利益合計と連結営業利益の差額は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社に属するものであります。
(単位:百万円)
国産車販売事業
輸入車ディーラー事業
売上高
営業利益
売上高
営業利益
当第2四半期
連結累計期間
21,205
1,583
50,898
3,082
前第2四半期
連結累計期間
20,454
1,384
42,452
2,116
増減率
3.7
%
14.4
%
19.9
%
45.6
%
②財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は39,322百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,617百万円増加いたしました。これは、主にその他流動資産が305百万円減少いたしましたが、現金及び預金が1,441百万円、有価証券が500百万円、前払費用が394百万円、商品及び製品が306百万円、売掛金が228百万円増加したことによるものであります。固定資産は42,167百万円となり、前連結会計年度末に比べ209百万円増加いたしました。これは、主に有形固定資産が287百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、81,490百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,826百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は16,754百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,053百万円減少いたしました。これは、主にその他流動負債が658百万円増加いたしましたが、契約負債が631百万円、1年内返済予定の長期借入金が595百万円、支払手形及び買掛金が385百万円減少したことによるものであります。固定負債は8,715百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,471百万円増加いたしました。これは、主に長期借入金が1,539百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、25,469百万円となり、前連結会計年度末に比べ418百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は56,021百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,407百万円増加いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益3,506百万円及び剰余金の配当1,464百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は67.9%(前連結会計年度末は67.2%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,441百万円増加の14,408百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果獲得した資金は、3,027百万円(前年同期比1,333百万円増加)となりました。
主な増減要因は、棚卸資産の増加1,047百万円(同244百万円の増加)がありましたが、税金等調整前四半期純利益5,224百万円(同1,240百万円増加)の獲得、その他254百万円の収入(前年同期は646百万円の支出)によるものであります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果支出した資金は、1,040百万円(前年同期比3,361百万円減少)となりました。
支出減少の主な要因は、有価証券の取得による支出500百万円(同2,500百万円減少)、有形固定資産取得による支出643百万円(同751百万円減少)によるものであります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、財務収支は545百万円の支出超過(前年同期比694百万円減少)となりました。
支出減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出3,556百万円(同1,879百万円増加)、配当金の支払額1,462百万円(同486百万円増加)がありましたが、長期借入による収入4,500百万円(同3,050百万円増加)によるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。