【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年9月30日)における世界経済は、緩やかな回復が見られる一方、世界的なインフレに伴う金融引き締め長期化や地政学リスクの高まり等、先行きは不透明な状況が続いております。
光学薄膜装置分野の世界市場においては、スマートフォンの機能高度化、スマートグラスやヘッドアップディプレイ等のAR/VRデバイスや自動車のインストルメントパネルタッチパネル化、自動運転に伴うセンサ・カメラ機能の拡充、光電子分野のミニLED、マイクロLED等の応用範囲拡大、さらにはBAW/SAWやRFフィルタ等の通信デバイス関連、太陽電池、リチウム電池、パワーデバイス等の新エネルギー分野も加わり、事業機会は拡大を続けております。
このような状況の下、分野別売上高は、スマートフォンカメラモジュール、自動車、AR/VR、LED向け装置販売が好調であったことにより、前年同期比で増収となりました。
利益面では、利益率の高いALD装置販売の貢献、調達コスト削減や作業効率改善等の原価改善活動の取り組みにより、営業利益は前年同期比で増益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、為替予約締結によるデリバティブ評価損の計上があり、前年同期比で減益となりました。
受注高は、前年同期比で減少であったものの、スマートフォンタッチパネル、自動車、LED向けが堅調に推移いたしました。特に自動車分野においては、カメラ機能やヘッドアップディスプレイ、タッチパネル向け等幅広い分野で実績が上がっています。また今後の事業機会拡大が期待できる新エネルギー分野では、太陽電池向け受注を新たに獲得し、次の成長段階に向けての実績も着実に出てきています。
その結果、売上高は28,933百万円(前年同期比16.7%増)、営業利益は8,567百万円(前年同期比37.2%増)、経常利益は5,334百万円(前年同期比31.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,098百万円(前年同期比30.0%減)、受注高は19,946百万円(前年同期比56.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、62,161百万円と前連結会計年度末に比べ3,239百万円の減少となりました。減少した要因は受取手形及び売掛金や原材料及び貯蔵品が減少したことなどによるものです。
固定資産は、21,518百万円と前連結会計年度末に比べ4,003百万円の増加となりました。増加した要因は有形固定資産が増加したことなどによるものです。
(負債)
流動負債は、23,050百万円と前連結会計年度末に比べ5,349百万円の減少となりました。減少した要因は支払手形及び買掛金や契約負債が減少したことなどによるものです。
固定負債は、3,032百万円と前連結会計年度末に比べ675百万円の増加となりました。増加した要因は繰延税金負債が増加したことなどによるものです。
(純資産)
純資産は、57,597百万円と前連結会計年度末に比べ5,438百万円の増加となりました。増加した要因は利益剰余金や為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,144百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
セグメントの名称
生産高(千円)
成膜装置事業
9,366,318
(注)金額は製造原価によっております。
②受注実績
セグメントの名称
受注高(千円)
受注残高(千円)
成膜装置事業
19,946,587
27,959,744
③販売実績
セグメントの名称
売上高(千円)
成膜装置事業
28,933,469
