【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年9月30日)における世界経済は、世界各国で新型コロナ対策について制限緩和が進展し、社会経済活動が活発したことにより、景気はゆるやかに回復する一方、長期化するウクライナ情勢や中国での都市封鎖影響による経済活動の停滞、世界的なインフレ傾向の顕在化・景気後退懸念台頭等、今後の不透明感が増す状況となりました。
他方で、当社関連の光学薄膜装置分野の世界市場においては、スマートフォンの機能高度化、IoT(車載、AR/VR、医療、光通信)における応用範囲拡大、さらにはセンシング技術を中心に半導体光学融合の動きが進み、事業機会は拡大を続けております。
このような状況の下、受注高はスマートフォンカメラモジュール、自動車、AR/VR、LED向けが好調に推移し、前年同期比で大幅に増加いたしました。
分野別売上高では、中国での都市封鎖影響があったものの、スマートフォンカメラモジュール、自動車、AR/VR向け装置販売が好調であったことにより、前年同期比で増収となりました。
利益面では、当社が近年、光学薄膜から展開し、半導体光学融合への進出に注力してきた結果が奏功し、利益率の高い新型ALD成膜装置の受注・売上が著増し、収益の柱の一つに成長してきたことが貢献しました。さらに、従来より注力してきたスパッタ装置関連でも水平スパッタ装置等新型装置の開発成果を受注につなげたことも貢献しました。
また、部品価格や物流コスト上昇等の影響はありましたが、調達コスト削減や作業効率改善等の原価改善活動にも取り組み、これも相俟って営業利益は前年同期比で増益となりました。
さらに、円安による為替差益計上や持分法適用会社の出資金売却益計上も追加的に発生し、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で増益となりました。
その結果、受注高は45,882百万円(前年同期比100.2%増)、売上高は24,794百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は6,243百万円(前年同期比29.5%増)、経常利益は7,747百万円(前年同期比43.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,859百万円(前年同期比29.5%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、61,045百万円と前連結会計年度末に比べ7,900百万円の増加となりました。増加した要因は仕掛品や原材料及び貯蔵品が増加したことなどによるものです。
固定資産は、17,895百万円と前連結会計年度末に比べ6,365百万円の増加となりました。増加した要因は有形固定資産が増加したことなどによるものです。
(負債)
流動負債は、23,064百万円と前連結会計年度末に比べ6,007百万円の増加となりました。増加した要因は契約負債が増加したことなどによるものです。
固定負債は、2,530百万円と前連結会計年度末に比べ996百万円の増加となりました。増加した要因は繰延税金負債が増加したことなどによるものです。
(純資産)
純資産は、53,346百万円と前連結会計年度末に比べ7,262百万円の増加となりました。増加した要因は利益剰余金や為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2,171百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
セグメントの名称
生産高(千円)
成膜装置事業
15,467,640
(注)金額は製造原価によっております。
②受注実績
セグメントの名称
受注高(千円)
受注残高(千円)
成膜装置事業
45,882,165
49,214,175
③販売実績
セグメントの名称
売上高(千円)
成膜装置事業
24,794,480
