【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の状況
当第3四半期会計期間末の財政状態は、前事業年度末に比べて、自己株式の取得による減少の一方で、四半期純利益の計上により純資産が138,057千円増加し、良好な状態で推移しております。
資産、負債、純資産別の財政状態は以下のとおりです。
(資産)
当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べて、105,610千円増加し2,203,322千円となりました。これは主に売掛金の回収による現金及び預金の増加47,961千円、設備投資による建物が6,873千円増加、工具、器具及び備品が17,852千円増加したこと及び投資その他の資産の増加23,520千円等によるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べて、32,446千円減少し370,116千円となりました。これは主に賞与引当金91,478千円が増加した一方で、賞与の支給に伴う未払費用105,931千円及びその他流動負債32,597千円の減少等によるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べて138,057千円増加し1,833,206千円となりました。これは自己株式の取得による118,406千円減少した一方で、四半期純利益の計上による利益剰余金の増加256,464千円によるものです。
(2)経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の変異株による感染は回復の動きが見られるものの、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による半導体の供給不足や資源価格の上昇、急激な円安など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社は引き続き「SaaS事業成長」「顧客価値向上」に向け、積極的に取組みを行いました。
当第3四半期累計期間におきましては、2022年7月にWebアンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」にGoogle アナリティクス 4(GA4)連携機能を追加した最新版を提供開始しております。また、2022年9月にはメッセージ配信サービスの過去最高配信数を更新し、月間69億通を配信しております。
サービス提供種別の売上高の概況は以下のとおりであります。
・ストック型収益:Cuenote SaaSのサブスクリプション(サービス利用)売上並びにソフトウエア保守売上が含まれます。当第3四半期累計期間は高価格帯プランの獲得及びショートメッセージ配信数の増加によりストック型収益は1,590,603千円、当第3四半期末定期契約額は172,369千円(前年同期末比6.3%増)となりました。
・スポット型収益:Cuenote SaaSの初期売上(初期利用登録、カスタマイズ、セキュリティ証明書などの取得代行)並びにソフトウエアライセンス売上(オンプレミス)が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高はSaaSの新規受注が堅調に推移したことから、32,167千円となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高は1,622,770千円、営業利益は371,971千円、経常利益は371,764千円、四半期純利益は256,464千円となりました。
なお、当社はメッセージングソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
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