【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における世界経済は、欧州での景気の先行きに不安があるものの、米国や中国で景気の回復に向けた動きもあり、経済活動の回復の兆しが見えました。また、日本経済は、国内需要を中心に緩やかに回復しているものの、世界的な半導体関連需要の低迷により、経済活動が弱い動きとなりました。そのような中で、当社グループの主要な販売市場である通信装置、およびロボット、工作機械、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要は減退しましたが、受注残の消化が順調に進みました。その結果、当第2四半期連結累計期間における連結売上収益は60,654百万円(前年同期比3.1%増)となり、連結営業利益は6,923百万円(前年同期比4.1%増)、連結税引前四半期利益は8,282百万円(前年同期比1.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は5,796百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
受注高は38,559百万円(前年同期比48.7%減)、受注残高は59,830百万円(前年同期比34.3%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
①日本日本には、当社および連結子会社の山洋工業株式会社、山洋電気テクノサービス株式会社、山洋電気ITソリューション株式会社があります。セグメント売上収益は58,835百万円(前年同期比4.9%増)となり、セグメント利益は3,856百万円(前年同期比22.6%増)となりました。 ②北米北米には、連結子会社のSANYO DENKI AMERICA,INC.があります。セグメント売上収益は12,944百万円(前年同期比3.1%増)となり、セグメント利益は1,457百万円(前年同期比15.5%増)となりました。③ヨーロッパヨーロッパには、連結子会社のSANYO DENKI EUROPE S.A.およびSANYO DENKI GERMANY GmbHがあります。セグメント売上収益は5,021百万円(前年同期比36.6%増)となり、セグメント利益は472百万円(前年同期比178.1%増)となりました。④東アジア東アジアには、連結子会社の山洋電气(上海)貿易有限公司、山洋電氣(香港)有限公司、台灣山洋電氣股份有限公司、SANYO DENKI KOREA CO.,LTD.、上海山洋電气技術有限公司、山洋電气貿易(深圳)有限公司、中山市山洋電气有限公司、山洋電气精密機器維修(深圳)有限公司および山洋電气(天津)貿易有限公司があります。セグメント売上収益は7,494百万円(前年同期比19.9%減)となり、セグメント利益は371百万円(前年同期比57.9%減)となりました。⑤東南アジア東南アジアには、連結子会社のSANYO DENKI PHILIPPINES,INC.、SANYO DENKI INDIA PRIVATE LIMITEDおよびSANYO DENKI (THAILAND) CO.,LTD.があります。セグメント売上収益は23,394百万円(前年同期比6.2%増)となり、セグメント利益は924百万円(前年同期比39.0%減)となりました。
また、事業部門別の営業概況は次のとおりです。①クーリングシステム事業クーリングシステム製品「San Ace」は、EV用急速充電器や高性能サーバ向けの需要が好調でした。一方、通信機器や一般産業機器向けの需要は、第1四半期から続く顧客の生産調整・在庫調整の影響を受けて低調でした。その結果、売上収益は24,103百万円(前年同期比16.0%増)、受注高13,482百万円(前年同期比52.3%減)、受注残高24,044百万円(前年同期比39.1%減)となりました。
②パワーシステム事業パワーシステム製品「SANUPS」は、産業用設備向けの需要が堅調でした。また、第2四半期から社会インフラ向けの需要が増加に転じました。一方、半導体製造装置向けの需要は、顧客の在庫調整の影響を受けて低調でした。その結果、売上収益は3,289百万円(前年同期比5.6%増)、受注高3,921百万円(前年同期比2.1%減)、受注残高3,824百万円(前年同期比1.8%減)となりました。③サーボシステム事業サーボシステム製品「SANMOTION」は、半導体製造装置、ウェハ搬送ロボット向けの需要が低調でした。また、前連結会計年度から続く中国市場の低迷により、電子部品実装機、金属加工機、射出成形機向けの需要も低調でした。その結果、売上収益は30,264百万円(前年同期比4.7%減)、受注高18,218百万円(前年同期比54.1%減)、受注残高30,030百万円(前年同期比34.1%減)となりました。
④電気機器販売事業医療機器向けの需要の増加により、産業用電気機器、制御機器および電気材料の需要は増加しました。また、交通関連機器向けの需要も堅調に推移しました。一方、半導体業界やロボット業界向けの需要は低調でした。その結果、売上収益は2,421百万円(前年同期比6.1%減)、受注高2,169百万円(前年同期比13.5%減)、受注残高1,172百万円(前年同期比24.2%減)となりました。
⑤電気工事事業主要顧客である鉄鋼業界からの需要は、老朽化した電気設備の予備品購入および点検、補修工事が計画どおりに実施され堅調に推移しました。一方、一般産業向けの電気設備工事の需要は低調でした。その結果、売上収益は576百万円(前年同期比6.0%減)、受注高767百万円(前年同期比10.3%増)、受注残高757百万円(前年同期比36.6%増)となりました。
(2)
財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、資産合計は5,467百万円の増加、負債合計は4,577百万円の減少、資本合計は10,044百万円の増加となりました。資産の主な変動要因は、有形固定資産の増加1,385百万円、使用権資産の増加1,334百万円、その他の金融資産(非流動資産)の増加1,192百万円によるものです。負債の主な変動要因は、借入金(流動負債)の減少6,988百万円、リース負債(非流動負債)の増加1,085百万円、退職給付に係る負債の減少1,035百万円によるものです。資本の主な変動要因は、利益剰余金の増加5,716百万円、その他の資本の構成要素の増加4,306百万円によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、21,364百万円となり、前連結会計年度末より815百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間の営業活動による資金の増加は、10,545百万円(前年同期間は4,195百万円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期利益8,282百万円、減価償却費及び償却費2,860百万円、法人所得税等の支払額2,148百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動による資金の減少は、2,839百万円(前年同期間は1,670百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,788百万円、無形資産の取得による支出466百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動による資金の減少は、8,248百万円(前年同期間は1,371百万円の減少)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額7,512百万円、長期借入による収入1,500百万円、長期借入金の返済による支出1,043百万円によるものです。
(4) 研究開発活動無形資産に計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,810百万円です。
