【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績の状況当第1四半期連結累計期間における世界経済は、中国やヨーロッパの景気の低迷を受けて、経済活動は停滞しました。また、日本経済は国内需要を中心に緩やかに回復しているものの、世界経済の停滞にともなう輸出の減少を受けて経済活動は弱い動きとなりました。そのような中で、当社グループの主要な販売市場である通信装置、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要は減退し、受注残高は減少しました。その結果、当第1四半期連結累計期間における連結売上収益は31,061百万円(前年同期比12.1%増)となり、連結営業利益は3,800百万円(前年同期比31.3%増)、連結税引前四半期利益は4,817百万円(前年同期比22.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,447百万円(前年同期比4.2%増)となりました。受注高は21,545百万円(前年同期比43.2%減)、受注残高は72,408百万円(前年同期比14.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
①日本日本には、当社および連結子会社の山洋工業株式会社、山洋電気テクノサービス株式会社、山洋電気ITソリューション株式会社があります。セグメント売上収益は29,884百万円(前年同期比11.4%増)となり、セグメント利益は2,296百万円(前年同期比58.2%増)となりました。②北米北米には、連結子会社のSANYO DENKI AMERICA,INC.があります。セグメント売上収益は7,340百万円(前年同期比32.2%増)となり、セグメント利益は907百万円(前年同期比73.7%増)となりました。③ヨーロッパヨーロッパには、連結子会社のSANYO DENKI EUROPE S.A.およびSANYO DENKI GERMANY GmbHがあります。セグメント売上収益は2,565百万円(前年同期比39.7%増)となり、セグメント利益は213百万円(前年同期比184.1%増)となりました。④東アジア東アジアには、連結子会社の山洋電气(上海)貿易有限公司、山洋電氣(香港)有限公司、台灣山洋電氣股份有限公司、SANYO DENKI KOREA CO.,LTD.、上海山洋電气技術有限公司、山洋電气貿易(深圳)有限公司、中山市山洋電气有限公司、山洋電气精密機器維修(深圳)有限公司および山洋電气(天津)貿易有限公司があります。セグメント売上収益は3,873百万円(前年同期比5.7%減)となり、セグメント利益は207百万円(前年同期比44.3%減)となりました。
⑤東南アジア東南アジアには、連結子会社のSANYO DENKI PHILIPPINES,INC.、SANYO DENKI INDIA PRIVATE LIMITEDおよびSANYO DENKI (THAILAND) CO.,LTD.があります。 セグメント売上収益は12,192百万円(前年同期比17.5%増)となり、セグメント利益は258百万円(前年同期比64.7%減)となりました。
また、事業部門別の営業概況は次のとおりです。
①クーリングシステム事業クーリングシステム製品「San Ace」は、EV用急速充電器や高性能サーバ向けの需要が好調でした。一方、通信機器や一般産業機器向けの需要は、顧客の生産・在庫調整の影響を受けて低調でした。その結果、売上収益は12,967百万円(前年同期比30.3%増)、受注高8,134百万円(前年同期比46.7%減)、受注残高29,832百万円(前年同期比20.1%減)となりました。
②パワーシステム事業パワーシステム製品「SANUPS」は、産業用設備や医療用設備向けの需要が堅調でした。一方、半導体製造装置や社会インフラ向けの需要は低調でした。その結果、売上収益は1,223百万円(前年同期比7.6%増)、受注高1,901百万円(前年同期比1.3%減)、受注残高3,870百万円(前年同期比2.0%増)となりました。
③サーボシステム事業サーボシステム製品「SANMOTION」は、半導体製造装置、ウェハ搬送ロボット向けの需要が大幅に減少しました。また、前連結会計年度から続く中国市場の低迷により、電子部品実装機、金属加工機向けの需要は引き続き低調でした。その結果、売上収益は15,401百万円(前年同期比2.9%増)、受注高10,027百万円(前年同期比47.4%減)、受注残高36,701百万円(前年同期比12.0%減)となりました。
④電気機器販売事業医療機器向けの需要の増加により、産業用電気機器、制御機器および電気材料の売上は増加しました。また、交通関連機器向けの需要も堅調に推移しました。一方、半導体業界や太陽光発電向けの需要は低調でした。その結果、売上収益は1,194百万円(前年同期比12.6%減)、受注高1,086百万円(前年同期比18.7%減)、受注残高1,316百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
⑤電気工事事業主要顧客である鉄鋼業界からの需要は、老朽化した電気設備の更新および点検、補修工事が計画どおりに実施され堅調に推移しました。一方、一般産業向けの電気工事の需要は低調でした。その結果、売上収益は274百万円(前年同期比5.0%減)、受注高395百万円(前年同期比6.6%増)、受注残高686百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、資産合計は4,799百万円の増加、負債合計は2,158百万円の減少、資本合計は6,958百万円の増加となりました。 資産の主な変動要因は、棚卸資産の増加2,350百万円、その他の金融資産(非流動資産)の増加1,516百万円、現金及び現金同等物の増加984百万円によるものです。 負債の主な変動要因は、借入金(流動負債)の減少2,445百万円、退職給付に係る負債の減少1,246百万円、繰延税金負債の増加1,007百万円によるものです。 資本の主な変動要因は、その他の資本の構成要素の増加3,487百万円、利益剰余金の増加3,460百万円によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、21,533百万円となり、前連結会計年度末より984百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期の営業活動による資金の増加は、4,399百万円(前年同期間は1,242百万円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期利益4,817百万円、営業債権及びその他の債権の減少2,161百万円、法人所得税等の支払額1,775百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期の投資活動による資金の減少は、1,654百万円(前年同期間は962百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,326百万円、無形資産の取得による支出251百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第1四半期の財務活動による資金の減少は、2,901百万円(前年同期間は1,754百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純減少額2,908百万円、長期借入による収入1,500百万円によるものです。
(4) 研究開発活動無形資産に計上された開発費を含む当第1四半期におけるグループ全体の研究開発費は、899百万円です。
