【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況 当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に変更されたことに伴い、社会経済活動の正常化が一段と進んだことから緩やかな回復基調が見られました。しかし、資源価格の高止まりや円安による物価の上昇圧力が続いていることから、国内の実質賃金は低迷しており、先行きは依然として不透明な状況にあります。 医療機器業界におきましても、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことから、症例数は徐々に回復しつつありますが、物価の高騰や賃金の上昇により医療機関における経営環境は厳しい状況が続いております。このような情勢のもと、当社では、持続可能な医療環境の整備の一翼を担うべく、医療機関のニーズを捉えた最適な商品やサービスの提案に努め、医療の安全、安心のために安定して商品を供給し続けることを使命とし企業活動を行ってまいりました。 これらの結果、当第1四半期の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
① 財政状態当第1四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ843,391千円減少し、22,746,591千円となりました。当第1四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ663,176千円減少し、13,614,879千円となりました。当第1四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ180,214千円減少し、9,131,711千円となりました。
② 経営成績当第1四半期累計期間の経営成績は売上高11,604,914千円(前年同四半期比1.4%減)、営業利益191,463千円(前年同四半期比8.3%減)、経常利益196,076千円(前年同四半期比9.5%減)、四半期純利益131,849千円(前年同四半期比12.1%減)となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。不整脈事業は、当第1四半期累計期間の売上高は10,023,504千円(前年同四半期比0.9%減)、セグメント利益は1,001,018千円(前年同四半期比4.2%減)となりました。虚血事業は、当第1四半期累計期間の売上高は578,471千円(前年同四半期比28.8%減)、セグメント利益は66,049千円(前年同四半期比12.7%減)となりました。その他は、当第1四半期累計期間の売上高は1,002,938千円(前年同四半期比19.0%増)、セグメント利益は110,497千円(前年同四半期比12.0%増)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、13,358千円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因当第1四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析資産、負債及び純資産の状況
(資産)当第1四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べ852,261千円減少し、21,113,250千円となりました。これは主に、運転資金の増加により現金及び預金が925,413千円減少したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ8,870千円増加し、1,633,341千円となりました。これは主に、営業用デモ機、営業用レンタル機の取得により有形固定資産が36,204千円、物流センターや各営業所の移転に伴って生じた差入保証金28,243千円増加したことによるものであります。これらの結果、当第1四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べ843,391千円減少し、22,746,591千円となりました。
(負債)当第1四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べ662,287千円減少し、13,108,298千円となりました。これは主に、買掛金が747,298千円減少したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ888千円減少し、506,580千円となりました。これは主に、その他が4,513千円減少したことによるものであります。これらの結果、当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ663,176千円減少し、13,614,879千円となりました。(純資産)当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ180,214千円減少し、9,131,711千円となりました。これは主に、四半期純利益により131,849千円増加したものの、剰余金の配当により312,064千円減少したことによるものであります。これらの結果、自己資本比率は40.1%(前事業年度末は39.4%)となりました。
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