【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間において当社グループは、地域社会への貢献という経営理念に基づき、地方自治体や地域事業者のパートナーとして、広報やプロモーションを通じてサポートいたしました。また、官民協働による行政情報誌『わが街事典』の発行やデジタルサイネージ『わが街NAVI』の設置など、地方創生プラットフォーム構想により、様々な分野で地方創生支援事業に取り組んでまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、メディア事業の行政情報誌『わが街事典』の発行やデジタルサイネージ『わが街NAVI』の設置が順調に推移したこともあり、売上高は対前年同期比7.3%増の71億93百万円、営業利益は28百万円(前年同期は49百万円の営業損失)、経常利益は営業外の収益もあり対前年同期比223.9%増の1億36百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は73百万円(前年同期は3百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
①メディア事業
メディア事業におきまして、官民協働による行政情報誌『わが街事典』は、既存発行自治体との改訂版の発行に取り組むとともに、新規発行自治体の開発に努め、群馬県前橋市や埼玉県川越市などで改訂版を発行するとともに、宮崎県宮崎市や千葉県八千代市などで新たに発行するなど、当第2四半期連結累計期間において80の市区町村と共同発行した結果、事業開始以来の共同発行自治体数は通算1,066、同じく改訂版を含めた発行版数は通算2,441となりました。また、ジャンル別行政情報誌は、地域の子育て支援のための子育て情報誌や空家問題の解決に向けた空家対策情報誌などの発行を拡大いたしました。50音別電話帳『テレパル50』は、引き続き行政情報や特集企画を掲載した電話帳の発行を進めました。
地域のデジタルトランスフォーメーションを官民協働で促進するデジタルサイネージ『わが街NAVI』は、当第2四半期連結累計期間において、福岡県福岡市、福岡県糸島市とイオンモール福岡伊都で共同運用を開始、また、兵庫県姫路市と協働でゆめタウン姫路に設置、石川県金沢市と協働でアル・プラザ金沢に設置するなど大型商業施設35箇所に設置するとともに、石川県羽咋市庁舎に設置するなど、自治体関連施設6箇所に設置した結果、当第2四半期累計期間合計41箇所、事業開始以来通算246箇所となりました。
官と民が一体となって地域の魅力を発信する準公式シティプロモーション特設サイト『わが街ポータル』は、当第2四半期連結累計期間において、新たに山口県下関市、沖縄県石垣市、青森県三沢市と構築に関する協定を締結し、また、島根県松江市と『わが街ポータルまつえ(通称 まつえナビ)』を公開するなど、令和4年2月の事業開始以来、通算11自治体と協定を締結し、7自治体の『わが街ポータル』を公開いたしました。
以上の結果、メディア事業の経営成績は、外部顧客への売上高は対前年同期比8.5%増の34億16百万円、セグメント利益は対前年同期比3.9%増の4億36百万円となりました。
②ICT事業
ICT事業におきまして、自治体向けサービスや地域のプロモーション支援、eコマース事業の拡大に取り組みました。
自治体向けとして、住民から自治体への質問に対しAIが自動応答するAIを活用した総合案内サービス「AIチャットボット」の導入を進めており、当第2四半期連結累計期間において、新たに京都府京都市、福島県いわき市等と契約を締結し、事業開始以来の契約自治体数は通算113となりました。
eコマース事業では、ふるさと納税支援事業は、令和5年10月よりのふるさと納税指定制度見直しに伴う駆け込み需要もあり、好調に推移しました。また新たに愛知県香南市等とふるさと納税支援に関する契約を締結いたしました。グローキーアップ株式会社との提携による、IoTふるさと納税自動販売機は、設置箇所における利用者増に努めました。eコマースサイト『わが街とくさんネット』や『食彩ネット』は、配送方法変更による納期の短縮や販路の拡大を進め、マーケットプレイス型サービス『シイレル』は、事業環境を整えることに注力いたしました。
民間企業向けサービスでは、Googleビジネスプロフィール『わが街Mapping』の販売に取り組むとともに、子会社株式会社ベックによるシステム開発支援も進めました。
以上の結果、ICT事業の経営成績は、外部顧客への売上高は、令和5年5月に連結子会社化した株式会社ナインの収益貢献もあり、対前年同期比6.6%増の9億78百万円、セグメント利益は47百万円(前年同期は2百万円のセグメント損失)となりました。
③ロジスティクス事業
ロジスティクス事業におきまして、DMソリューション事業は、新規の代理店獲得や既存顧客の取引拡大に努め、ポスティング事業も引き続き既存顧客との紐帯強化に努めた結果、外部顧客への売上高は対前年同期比10.1%増の22億99百万円、セグメント利益は対前年同期比35.0%増の21百万円となりました。
④ヘルスケア事業
ヘルスケア事業におきまして、歯科医師向けの歯科医療機械器具・歯科材料の販売に努めましたが、今期は新規開業案件の取引が不足しているため、外部顧客への売上高は対前年同期比10.7%減の4億56百万円、セグメント利益は対前年同期比32.7%減の9百万円となりました。
⑤投資事業
投資事業におきまして、当社の不動産賃貸収入による外部顧客への売上高は、対前年同期比3.4%増の41百万円、セグメント利益は対前年同期比13.0%増の27百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、144億36百万円となり、前連結会計年度末比9百万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加額1億39百万円、流動資産のその他の増加額1億30百万円等に対し、受取手形、売掛金及び契約資産の減少額2億2百万円、建物及び構築物の減少額85百万円、投資有価証券の減少額1億7百万円等によるものであります。
負債は、68億99百万円となり、前連結会計年度末比18百万円の減少となりました。その主な要因は、買掛金の減少額99百万円、前受金の減少額69百万円、長期借入金の減少額41百万円(1年内返済予定のもの含む)等に対し、賞与引当金の増加額84百万円、流動負債のその他の増加額55百万円、リース債務の増加額40百万円(1年内返済予定のもの含む)等によるものであります。
なお、純資産は75億36百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末比0.2ポイント上昇し、52.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ55百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には46億54百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1億10百万円(前年同期比51.6%減)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益1億53百万円、売上債権の減少額2億11百万円、減価償却費1億3百万円等の収入に対し、法人税等の支払額又は還付額1億19百万円、仕入債務の減少額1億2百万円、その他1億4百万円等の支出によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は93百万円(前年は1億20百万円の支出)となりました。
これは主に、定期預金の預入による支出3億45百万円、有形固定資産の取得による支出89百万円等に対し、投資有価証券の償還による収入2億80百万円、定期預金の払戻による収入2億61百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1億95百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出1億5百万円、配当金の支払額69百万円等によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
(8)経営成績に重要な影響を与える要因
「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(9)資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、運転資金、設備投資資金、戦略投資資金等の必要資金を主に事業利益から得られる内部留保資金または借入金により調達することとしております。借入金による資金調達については、短期借入金と長期借入金があります。令和5年9月30日現在、短期借入金の残高は50百万円であり、未行使の借入枠利用により調達することが一般的であります。
令和5年9月30日現在、長期借入金の残高は1年以内の返済予定額2億40百万円を含めて33億21百万円であります。これは主として令和3年3月期において、新本社ビル建設資金及び新型コロナウイルス感染症拡大による影響に備えた手元流動性確保のため、複数の金融機関より調達したものであります。
当社グループは、その健全な財政状態、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力および未行使の借入枠により、当社グループの成長を維持するため将来必要な運転資金、設備投資資金、戦略投資資金を調達することが可能と考えております。
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