【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社グループの事業は創薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
新型コロナウイルス感染拡大による当第3四半期連結累計期間における経営成績等への重要な影響はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において、当社グループは新薬の継続的な創出と開発パイプラインの拡充を目指し、研究開発活動を推進いたしました。
上市品2品(緑内障治療剤「グラナテックⓇ点眼液0.4%(以下、「グラナテック」)」、眼科手術補助剤「DW-1002」)については、ライセンスアウト先において順調に販売されております。また、「グラナテック」は2月にシンガポール、6月にマレーシアでの販売開始となりました。
開発パイプラインについては、3月に眼科用治療剤「DW-1001」の国内第Ⅰ相臨床試験が開始されました。また、開発パイプラインの拡充策の一つとして、6月にアクチュアライズ株式会社(以下、アクチュアライズ)と水疱性角膜症を対象疾患とした再生医療用細胞製品「DWR-2206」の共同開発契約を締結し、開発を進めております。さらに、8月にフックス角膜内皮変性症治療剤「K-321」の米国第Ⅲ相臨床試験が開始され、9月に緑内障・高眼圧症治療剤の新規配合点眼剤「K-232(リパスジル塩酸塩水和物とブリモニジン酒石酸塩)」の国内製造販売承認を取得しております(販売名:グラアルファⓇ配合点眼液)。緑内障治療剤「H-1337」は、米国後期第Ⅱ相臨床試験の準備を進めております。なお、10月4日には、株式会社メドレックスと共同開発している神経疼痛治療薬「DW-5LBT」において、追加実施する試験の内容についてFDAと合意しました。今後は2023年前半に追加試験を完了して承認申請を行い、2023年後半に承認取得することを見込んでおります。
研究プロジェクトについては、眼科関連疾患を中心に新薬候補化合物の探索のための研究開発活動及び他社との共同研究を推進いたしました。なお、9月にGlaukos Corporationとの共同研究契約が終了しております。
以上の結果、売上高については、各上市品のロイヤリティ収入及び「DW-1001」のマイルストーン収入等により、合計309百万円(前年同期比2.1%減)を計上し、売上原価に19百万円(前年同期比31.6%増)を計上しました。
販売費及び一般管理費については、541百万円(前年同期比30.3%増)となりました。その内訳は、研究開発費が「H-1337」の臨床試験準備費用の増加等により351百万円(前年同期比54.1%増)、その他販売費及び一般管理費が190百万円(前年同期比1.3%増)となりました。
これらにより、営業損失は251百万円(前年同期営業損失114百万円)となりました。営業外収益に為替差益37百万円、営業外費用に支払手数料13百万円及び新株発行費10百万円を計上したこと等の結果、経常損失は239百万円(前年同期経常損失105百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は226百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失101百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末から593百万円増加し、3,056百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末から491百万円増加し、2,653百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が436百万円、売掛金が55百万円増加したこと等によるものです。固定資産は、前連結会計年度末から102百万円増加し、402百万円となりました。主な要因は、契約関連無形資産が30百万円減少した一方で、アクチュアライズへの出資により投資有価証券が132百万円増加したこと等によるものです。
負債は、前連結会計年度末から775百万円増加し、1,203百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末から7百万円減少し、185百万円となりました。主な要因は、限度貸付契約変更に伴う返済期間延長により、1年内返済予定の長期借入金が9百万円減少したこと等によるものです。固定負債は、前連結会計年度末から782百万円増加し、1,017百万円となりました。主な要因は、長期借入金が80百万円減少した一方で、転換社債型新株予約権付社債が863百万円増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末から181百万円減少し、1,853百万円となりました。主な要因は、転換社債型新株予約権付社債の転換及び新株予約権の行使等により資本金が30百万円、資本剰余金が30百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が226百万円減少したこと等によるものです。
この結果、自己資本比率は60.1%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は351百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、「グラナテック」「DW-1002」のロイヤリティ収入及び「DW-1001」のマイルストーン収入等により、合計309百万円を計上しました。
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