【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化していた中、感染対策に万全を期した状態を保ちつつ、それ以前の経済活動が再開しています。一方で、ウクライナ情勢の長期化や原材料の供給不足に加えて、グローバルでの金利調整などを背景とした円安進行などもあり、国内外における経済の見通しは依然として不透明な状況が続いています。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの受注増加と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第3四半期連結累計期間におけるストック型顧客数は107社、顧客単価は5,098千円、売上高は6,907,537千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲が回復基調にあり、売上高は1,082,783千円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高7,990,321千円(前年同期比39.6%増)、売上総利益3,731,869千円(前年同期比26.7%増)、営業利益649,826千円(前年同期比42.5%減)、経常利益812,021千円(前年同期比32.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益622,145千円(前年同期比39.9%減)となりました。
なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は10,353,812千円となり、前連結会計年度末に比べ1,958,313千円増加しました。これは主に、資金の借入により現金及び預金が1,355,652千円、「クリエイティブ&エンジニアリング」売上の増加により売掛金が125,192千円、本店の移転により建物及び構築物が163,294千円、投資有価証券の取得により52,283千円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は2,537,340千円となり、前連結会計年度末に比べ727,850千円増加しました。これは主に、短期借入金726,000千円の増加によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は7,816,472千円となり、前連結会計年度末に比べ1,230,463千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加622,145千円、為替換算調整勘定587,376千円の増加によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、237,375千円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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