【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループは、2023年3月期までをBSR展開期、2026年3月期までをBSR拡大期とし、BSR拡大期の最終年度では売上高で2022年3月期比2倍以上の100億円、営業利益率30%の実現を目指しております。
そのような計画のもと、当連結会計年度につきましては、(ⅰ)既存フロービジネスの売上増大(ⅱ)「AmiVoice® Cloud Platform(ACP:AI音声認識エンジンの提供)」と「AmiVoice® Cloud Service(ACS:AI音声認識のアプリ/サービス)」のサブスクリプションサービスのユーザー数の更なる増大(ⅲ)音声認識により顧客のDXに寄与するスピーチDXのプラットフォーム「AmiVoice® DX Platform(ADP)」の市場導入を進め、BSR拡大期に繋げるための踏み台としてのBSR展開期最終年度の役割を果たしてまいります。
当第3四半期においては、各企業におけるDX推進のニーズに対してAI音声認識AmiVoiceの需要が増大したことによりユーザー数が増加するとともに、当社の主力事業であるCTI事業部が増収増益となりました。これらによって、売上高、営業利益、経常利益において第3四半期過去最高を実現することができました。
売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部及びVoXT事業部が増収し前年同期比15.7%増、BSR2(第二の成長エンジン)においても、ビジネス開発センターが増収し前年同期比20.0%増となりました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比16.3%の増収となりました。
損益に関しましては、営業利益につきまして、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部及びVoXT事業部が増益し前年同期比で49.3%の増益、BSR2(第二の成長エンジン)においては、赤字幅が前年同期比で縮小いたしました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比69.4%の大幅な増益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、大幅な増益となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高3,522百万円(前年同期は売上高3,028百万円)、営業利益607百万円(前年同期は営業利益358百万円)、経常利益637百万円(前年同期は経常利益430百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益449百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益121百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
BSR1の状況(連結調整前)
売上高
(前年同期比)
営業利益
(前年同期比)
BSR1(第一の成長エンジン)
3,117百万円
15.7%増
696百万円
49.3%増
① CTI事業部(BSR1)
販売パートナーや開発パートナー/エンドユーザー企業の躍進により、コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」のビジネスが好調に推移しました。そのような中で、日本電気株式会社が受託運営する自治体コールセンターにおける業務効率化の実現や、株式会社OKIソフトウェアが提供するコンタクトセンター向けクラウドCRMソリューションとのシステム連携など、パートナー企業との連携を進めました。
ストック比率:第2四半期末68.5%→当第3四半期末70.2%
ライセンス数(累計):第2四半期末59,787→当第3四半期末61,050
② VoXT事業部(BSR1)
AI音声認識AmiVoiceを活用した議事録作成・文字起こし支援アプリケーション/サービスの需要が増大し、ユーザー数が増加いたしました。また、地方自治体における行政機関専用のコンピュータネットワークである「LGWAN」に対応した、AI音声認識文字起こしサービス「ProVoXT for LGWAN」の提供を開始しました。
ストック比率:第2四半期末92.9%→当第3四半期末92.8%
導入施設数(自治体・民間:累計):第2四半期1,269→当第3四半期1,356
③ 医療事業部(BSR1)
2024年4月から開始される「医師の働き方改革」で、医師の勤務時間の適正化に向けた取り組みが必要となっております。それに伴い、病院における医師や看護師、医療従事者の生産性向上へのニーズが高まっており、主力製品であるAI音声入力ソフト「AmiVoice® Ex7」シリーズや医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice® iNote」の提案を進めました。また、AI音声認識AmiVoiceが、富士フイルムメディカル株式会社の内視鏡情報管理システム「NEXUS」に搭載されました。
ストック比率:第2四半期末35.7%→当第3四半期末37.0%
ライセンス数(累計):第2四半期末47,369→当第3四半期末48,040
④ SDX事業部(旧STF事業部)(BSR1)
顧客のDXの推進に寄与するスピーチDXのプラットフォーム「AmiVoice® DX Platform(ADP)」の市場導入として、キーボード入力の効率化に資するアプリケーション“声キーボード”「AmiVoice® VK(アミボイス ブイケー)」シリーズを医療向け、官公庁向け、建設・不動産向けへと順次リリースしました。
また、AI音声認識AmiVoiceのAPIなどを提供するボイステックプラットフォーム「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」の、利用企業数及び、利用時間数が堅調に増加いたしました。さらに、ACPは株式会社テレビ朝日クリエイトが開発したAI音声認識字幕システム「JTAC-ACP」に採用されました。
ストック比率:第2四半期末71.0%→当第3四半期末71.4%
API関連ユーザー数(累計):第2四半期末2,450→当第3四半期末2,646
BSR2の状況(連結調整前)
売上高
(前年同期比)
営業利益
(前年同期比)
BSR2(第二の成長エンジン)
427百万円
20.0%増
△91百万円
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⑤ 海外事業部・ビジネス開発センター(BSR2)
ビジネス開発センターは、建設業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」のユーザー数を増加させました。また、首都高技術株式会社、長岡工業高等専門学校と、道路等のインフラ構造物の点検業務を効率化する「音声入力による点検結果報告書作成システム」を共同開発いたしました。
ライセンス数(累計):第2四半期末37,981→当第3四半期末40,808
海外事業部は、収益改善を進め赤字幅を縮小させました。
⑥ 連結子会社等(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、主要顧客に対する案件獲得を進めました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進めました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は9,587百万円となり、前連結会計年度末に比べ214百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が207百万円増加したものの、売上債権の回収により受取手形及び売掛金が326百万円減少したことによるものであります。固定資産は4,749百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,378百万円増加いたしました。これは主に金銭の信託が955百万円、投資有価証券が取得457百万円、売却41百万円等により351百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、14,336百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,163百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,101百万円となり、前連結会計年度末に比べ746百万円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金768百万円増加したことによるものであります。固定負債は2,949百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,852百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が2,872百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、5,051百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,599百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は9,285百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,435百万円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益449百万円を計上したものの、自己株式の取得等による自己株式の増加により2,791百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は64.5%(前連結会計年度末は88.7%)となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、308百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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