【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは、2023年3月期までをBSR展開期、2026年3月期までをBSR拡大期とし、BSR拡大期の最終年度では売上高で2022年3月期比2倍以上の100億円、営業利益率30%の実現を目指しております。
そのような計画のもと、当連結会計年度につきましては、(ⅰ)既存フロービジネスの売上増大(ⅱ)「AmiVoice® Cloud Platform(ACP:AI音声認識エンジンの提供)」と「AmiVoice® Cloud Service(ACS:AI音声認識のアプリ/サービス)」のサブスクリプションサービスのユーザー数の更なる増大(ⅲ)音声認識により顧客のDXに寄与するスピーチDXのプラットフォーム「AmiVoice® DX Platform(ADP)」の市場導入を進め、BSR拡大期に繋げるための踏み台としてのBSR展開期最終年度の役割を果たしてまいります。
当第2四半期においては、各企業におけるDX推進のニーズに対してAI音声認識技術AmiVoice® の需要が増大したことによりユーザー数が増加するとともに、当社の主力事業であるCTI事業部が大幅な増収増益となりました。これらによって、売上高、営業利益、経常利益において第2四半期過去最高を実現することができました。
売上高に関しましては、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部が大幅に増収し前年同期比19.4%増、BSR2(第二の成長エンジン)においても、ビジネス開発センターが大幅に増収し前年同期比25.2%増となりました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比20.3%の増収となりました。
損益に関しましては、営業利益につきまして、BSR1(第一の成長エンジン)において、CTI事業部が大幅に増益し前年同期比で54.6%の増益、BSR2(第二の成長エンジン)においては、赤字幅が前年同期比で縮小いたしました。その結果、当社グループ全体では、前年同期比65.2%の大幅な増益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、大幅な増益となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高2,314百万円(前年同期は売上高1,923百万円)、営業利益384百万円(前年同期は営業利益232百万円)、経常利益414百万円(前年同期は経常利益268百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益293百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益16百万円)となりました。
音声事業の各分野別の状況は、以下のとおりであります。
BSR1の状況(連結調整前)
売上高
(前年同期比)
営業利益
(前年同期比)
BSR1(第一の成長エンジン)
2,053百万円
19.4%増
486百万円
54.6%増
①CTI事業部(BSR1)
コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite」のビジネスが加速し始めました。SCSK株式会社、三井情報株式会社、株式会社野村総合研究所などの販売パートナー、そして、りらいあコミュニケーションズ株式会社、トランスコスモス株式会社などの開発パートナー/エンドユーザー企業の躍進が目立ちました。また、株式会社ベルシステム24での導入数がクライアント企業と社内での利用を合わせて1,000席を超え、今後標準機能として導入されることになりました。
ストック比率:第1四半期末69.3%→当第2四半期末68.5%
ライセンス数(累計):第1四半期末57,793→当第2四半期末59,787
②VoXT事業部(BSR1)
AI音声認識技術AmiVoice® を活用した議事録作成・文字起こし支援アプリケーション/サービスの需要が増大し、ユーザー数が増加いたしました。また、文字起こし支援アプリケーション「AmiVoice® ScribeAssist」がサービス開始2年で契約社数500社を突破いたしました。
ストック比率:第1四半期末94.8%→当第2四半期末92.9%
導入施設数(自治体・民間:累計):第1四半期1,191→当第2四半期1,269
③医療事業部(BSR1)
2024年4月から開始される「医師の働き方改革」で、医師の勤務時間の適正化に向けた取り組みが必要となっております。それにともない、病院における医師や看護師、医療従事者の生産性向上へのニーズが高まっており、主力製品であるAI音声入力ソフト「AmiVoice® Ex7」シリーズや医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice® iNote」の提案を進めました。
ストック比率:第1四半期末43.4%→当第2四半期末35.7%
ライセンス数(累計):第1四半期末46,829→当第2四半期末47,369
④SDX事業部(旧STF事業部)(BSR1)
AI音声認識APIなどを提供するボイステックプラットフォーム「AmiVoice® Cloud Platform(ACP)」の、利用企業数・利用時間数が堅調に増加いたしました。
ストック比率:第1四半期末68.2%→当第2四半期末71.0%
API関連ユーザー数(累計):第1四半期末2,131→当第2四半期末2,450
BSR2の状況(連結調整前)
売上高
(前年同期比)
営業利益
(前年同期比)
BSR2(第二の成長エンジン)
273百万円
25.2%増
△63百万円
―
⑤海外事業部・ビジネス開発センター(BSR2)
海外事業部は、収益改善を進め赤字幅を縮小させました。
ビジネス開発センターは、建設業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」のユーザー数を増加させました。また、対話型AI音声入力で現場作業中のデータ入力を効率化するMicrosoft Excel向けアドイン「AmiVoice® スーパーボイスエントリー for Excel」の販売を開始いたしました。
ライセンス数(累計):第1四半期末35,686→当第2四半期末37,981
⑥連結子会社等(BSR2)
AMIVOICE THAI CO., LTD.(タイ王国)は、主要顧客に対する案件獲得を進めました。
株式会社速記センターつくばは、自治体向け・裁判所向け・民間向け案件の受注獲得等を進めました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は11,341百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,540百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1,514百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,512百万円となり、前連結会計年度末に比べ141百万円増加いたしました。これは主にソフトウエアが63百万円減少したものの、ソフトウエア仮勘定が95百万円及び投資有価証券が評価替えにより60百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は14,854百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,682百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,185百万円となり、前連結会計年度末に比べ830百万円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金768百万円増加したことによるものであります。固定負債は3,142百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,044百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が3,064百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は5,327百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,875百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は9,527百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,193百万円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益293百万円計上したものの、自己株式の取得等による自己株式の増加により2,565百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は63.9%(前連結会計年度末は88.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,414百万円増加し、7,882百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は812百万円(前年同四半期は791百万円の獲得)となりました。これは税金等調整前四半期純利益435百万円、売上債権の減少177百万円、減価償却費167百万円、前受金の増加164百万円等を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は844百万円(前年同四半期は187百万円の使用)となりました。これは定期預金の預入による支出2,300百万円、定期預金の払戻による収入1,600百万円、無形固定資産の取得による支出166百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,211百万円(前年同四半期は変動なし)となりました。これは長期借入れによる収入4,000百万円、自己株式の取得による支出2,621百万円等によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、200百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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