【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)
財政状態及び経営成績の状況当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国ではこれまでの金融引き締めの影響を受けながらも、景気は底堅く推移し、一方、中国では設備投資への慎重さが増し、消費の低迷など景気停滞懸念が広がりました。わが国経済においては、新型コロナウイルスの感染症法上の分類引き下げもあり、サービス業を中心に需要は堅調さが見られました。また、為替については期後半にかけて、米国利上げの長期化観測などから円安が進行しました。当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、自動車市場では、半導体供給不足の影響が解消方向に向かい堅調に推移しましたが、携帯機器市場では需要低迷が継続したほか、産業機器市場においても、前年度後半から続く半導体製造装置の減速や一般産機の受注調整に加えて、中国での設備投資減の影響を受けました。更に、材料価格高止まりやエネルギー価格高騰など、総じて厳しい事業環境の中で推移しました。このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、517億34百万円(前年同期比92%)、利益面においては、営業利益18億28百万円(前年同期比35%)、経常利益30億46百万円(前年同期比39%)、親会社株主に帰属する四半期純利益25億円(前年同期比43%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。① コネクタ事業自動車分野においては、顧客の半導体供給不足解消により回復しましたが、携帯機器分野において需要が減少したことや、産機・インフラ分野において市場の調整局面や中国の設備投資減の影響を受けたことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は447億59百万円(前年同期比90%)となりました。利益面については、携帯機器分野及び産機・インフラ分野における売上高の減少や、自動車分野におけるプロダクトミックスの悪化などから、セグメント利益21億84百万円(前年同期比38%)となりました。② インターフェース・ソリューション事業産機・インフラ分野において、半導体製造装置向け製品が堅調に推移しましたが、自動車分野において、ガラスセンサの生産終了品の影響を受けたことにより、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高24億92百万円(前年同期比86%)、セグメント利益1億27百万円(前年同期比71%)となりました。③ 航機事業産機・インフラ分野において、油田掘削向けセンサの需要が堅調に推移したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高42億57百万円(前年同期比112%)、セグメント利益7億92百万円(前年同期比148%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産当第1四半期連結会計期間末の総資産は、現金及び預金の減少に対し、コネクタ事業の国内主力生産子会社(山形航空電子株式会社)での工場増設に伴う有形固定資産が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ21億64百万円増加の2,287億90百万円となりました。
② 負 債負債は、仕入債務の支払い及び借入金の約定返済などにより、前連結会計年度末に比べ22億62百万円減少の530億79百万円となりました。
③ 純資産純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び円安による為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ44億26百万円増加の1,757億11百万円となりました。
(2) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は28億79百万円であります。
