【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間の世界経済は、欧米を中心にウイズコロナ政策への転換による消費回復が景気を牽引する中で、労働コストやエネルギーコスト上昇等に伴うインフレが進行し、その対策として、各国による金利引上げ政策が進みました。一方、わが国経済は、コロナワクチン普及による規制緩和により経済正常化を推進しておりますが、海外の金融政策との乖離が広がり、円安の進行による物価上昇など、先行き不透明感が強まりました。当社グループの関連するエレクトロニクス市場は、産業機器市場では、国内外の設備投資需要が堅調に推移しましたが、携帯機器市場での中国需要の低迷及び自動車市場での長期化する半導体不足やサプライチェーン混乱によるメーカーの生産減など、厳しい事業環境となりました。このような状況のもと、当社グループは、主力のコネクタ事業を中心にグローバルマーケティングと製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、設備効率化など内製化の更なる強化によるコストダウン及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を徹底し、業績の向上に努めました。この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,222億6百万円(前年同期比109%)、利益面においては、営業利益108億22百万円(前年同期比117%)、経常利益は、外貨建金銭債権・債務の期末評価における円安による為替差益の計上等により143億14百万円(前年同期比160%)、親会社株主に帰属する四半期純利益107億25百万円(前年同期比158%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。①コネクタ事業携帯機器分野では中国需要の低迷、自動車分野では半導体不足やサプライチェーン混乱による顧客の生産減など厳しい状況でしたが、円安の影響を受け、それぞれの分野で増収を確保しました。また、産機・インフラ分野において、国内外の設備投資需要が堅調に推移したことから、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,068億50百万円(前年同期比107%)、セグメント利益111億14百万円(前年同期比102%)となりました。②インターフェース・ソリューション事業自動車分野においては、顧客の生産調整の影響を受けたことにより前年並みとなりましたが、産機・インフラ分野においては、FA・工作機械市場の好調さを受け、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高60億78百万円(前年同期比110%)、セグメント利益5億39百万円(前年同期比232%)となりました。③航機事業産機・インフラ分野において、油田掘削向けセンサの需要が拡大したこと、また、半導体製造装置向け製品も好調が継続したことから、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高88億37百万円(前年同期比141%)、セグメント利益15億89百万円(前年同期比510%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産当第2四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権及び棚卸資産が増加したほか、在外子会社の外貨建て資産の期末評価において、急激な円安の影響を受けたことから、前連結会計年度末に比べ130億4百万円増加の2,383億47百万円となりました。
② 負 債負債は、借入金の約定返済などにより、前連結会計年度末に比べ19億81百万円減少の654億73百万円となりました。
③ 純資産純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び円安による為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ149億86百万円増加の1,728億73百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加や法人税等の支払いによるマイナス要因はあったものの、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費の計上などから、154億71百万円のプラス(前年同期は140億円のプラス)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、新製品生産用設備を中心とする有形固定資産取得による支出などから、97億95百万円のマイナス(前年同期は102億76百万円のマイナス)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、株主配当金の支払い、借入金の約定返済により、55億48百万円のマイナス(前年同期は46億円のマイナス)となりました。この結果、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、換算差額25億86百万円を含め、前連結会計年度末に比べ27億14百万円増加の682億74百万円となりました。
(3) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は63億69百万円であります。
