【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績当第2四半期連結累計期間の日本および世界経済は、各国の政策金利引き上げや中国経済の先行き懸念などがあるものの、全体としては緩やかな回復基調となりました。自動車業界においては、半導体の供給不足が解消しつつあることにより、自動車メーカー各社の生産が高水準で推移している一方、原材料・エネルギー価格の高止まりや賃金上昇などによるインフレ、為替の変動など、依然として不透明な状況が継続しております。
このようななか、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は147,749百万円(前年同期比39.0%増)となりました。利益につきましては、営業利益は8,514百万円(前年同期比55.7%増)、経常利益は9,889百万円(前年同期比54.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,525百万円(前年同期比2.0倍)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおります。[日本]売上高は、販売数量の増加により54,368百万円(前年同期比21.1%増)となり、営業利益は諸経費の増加により873百万円(前年同期比53.6%減)となりました。[アジア]売上高は、為替の影響および販売数量の増加により62,929百万円(前年同期比23.5%増)となり、営業利益は5,068百万円(前年同期比60.3%増)となりました。[米州]売上高は、譲受事業を含む販売数量の増加により34,031百万円(前年同期比2.3倍)となり、営業利益は1,994百万円(前年同期比3.9倍)となりました。[欧州]売上高は、為替の影響により7,192百万円(前年同期比15.6%増)となり、営業利益は209百万円(前年同期は営業損失254百万円)となりました。
(2) 財政状態当第2四半期連結会計期間末の総資産は、円安による海外子会社資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ22,071百万円増加し、247,834百万円となりました。負債は、買掛債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ6,423百万円増加し、121,803百万円となりました。また、純資産は、円安による為替換算調整勘定の増加および利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ15,648百万円増加し、126,031百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、52,975百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,003百万円増加となりました。そのうち2,229百万円の増加は、連結子会社の決算期変更に伴う増加です。なお、当第2四半期連結累計期間における連結キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、18,506百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益および減価償却費によるもので、前年同期に比べ13,572百万円の収入増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、6,211百万円の支出となりました。これは主に固定資産の取得によるもので、前年同期に比べ19,015百万円の支出減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、7,590百万円の支出となりました。これは主に借入金の返済によるもので、前年同期に比べ25,249百万円の収入減少となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6,309百万円であります。
(6) 生産、受注および販売の実績当第2四半期連結累計期間において、当社グループの生産が34,473百万円、販売が41,460百万円増加しております。これは主に米州において、2022年9月にアイサンインダストリーケンタッキー㈲を連結子会社化したためであります。
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