【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績当第1四半期連結累計期間の日本および世界経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が解除され、社会経済活動の正常化が着実に進みました。自動車業界も、半導体の供給不足が解消したことにより、自動車メーカー各社の生産が高水準で推移しております。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や賃金上昇などによるインフレ、急激な為替変動など、不透明な状況が継続しております。このようななか、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は69,131百万円(前年同期比37.6%増)となりました。利益につきましては、営業利益は3,931百万円(前年同期比57.9%増)、経常利益は4,857百万円(前年同期比50.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,867百万円(前年同期比89.1%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおります。[日本]売上高は、販売数量の増加により24,564百万円(前年同期比18.7%増)となり、営業利益は収益改善努力などにより383百万円(前年同期比3.0%増)となりました。[アジア]売上高は、為替の影響および販売数量の増加により28,586百万円(前年同期比15.9%増)となり、営業利益は1,957百万円(前年同期比12.0%増)となりました。[米州]売上高は、譲受事業を含む販売数量の増加により16,852百万円(前年同期比2.5倍)となり、営業利益は1,104百万円(前年同期比4.7倍)となりました。[欧州]売上高は、為替の影響により3,891百万円(前年同期比24.7%増)となり、営業利益は193百万円(前年同期は営業損失7百万円)となりました。
(2) 財政状態当第1四半期連結会計期間末の総資産は、円安による海外子会社資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ9,398百万円増加し、235,161百万円となりました。負債は、借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ565百万円減少し、114,814百万円となりました。また、純資産は、円安による為替換算調整勘定の増加および利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ9,964百万円増加し、120,346百万円となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3,143百万円であります。
(5) 生産、受注および販売の実績当第1四半期連結累計期間において、当社グループの生産が16,153百万円、販売が18,880百万円増加しております。これは主に米州において、2022年9月にアイサンインダストリーケンタッキー㈲を連結子会社化したためであります。
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