【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績当第2四半期連結累計期間の自動車業界は、半導体の供給不足、新型コロナウイルス感染症などの影響による自動車メーカー各社の生産変動、原材料・エネルギー価格の高騰、世界的なインフレや急激な円安の進行などにより先行き不透明な状況が継続しました。このようななか、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は106,289百万円(前年同期比8.9%増)となりました。利益につきましては、営業利益は5,469百万円(前年同期比7.2%増)、経常利益は6,397百万円(前年同期比17.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,755百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおります。[日本]売上高は、販売量の増加により44,911百万円(前年同期比2.2%増)となり、営業利益は販売量の増加および収益改善努力などにより1,881百万円(前年同期比2.6倍)となりました。[アジア]売上高は、為替の影響および販売量の増加により50,945百万円(前年同期比17.1%増)となり、営業利益は3,161百万円(前年同期比6.8%増)となりました。[米州]売上高は、為替の影響により14,553百万円(前年同期比6.6%増)となりましたが、営業利益は販売量の減少および諸経費の増加などにより509百万円(前年同期比41.7%減)となりました。[欧州]売上高は、販売量の減少により6,219百万円(前年同期比6.7%減)となり、営業損失は254百万円(前年同期は営業利益450百万円)となりました。
(2) 財政状態当第2四半期連結会計期間末の総資産は、事業譲受に伴う固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ36,777百万円増加し、238,713百万円となりました。負債は、借入金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ26,168百万円増加し、127,215百万円となりました。また、純資産は、円安による為替換算調整勘定の増加および利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ10,608百万円増加し、111,498百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ522百万円減少し、48,228百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間における連結キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、4,933百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益および減価償却費によるもので、前年同期に比べ6,458百万円の収入減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、25,226百万円の支出となりました。これは主に事業譲受による支出によるもので、前年同期に比べ23,652百万円の支出増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、17,658百万円の収入となりました。これは主に長期借入金の増加などによるもので、前年同期に比べ20,658百万円の収入増加となりました。
(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5,226百万円であります。
#C7283JP #愛三工業 #輸送用機器セクター