【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~9月30日)における世界の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和される一方、原材料・エネルギー価格高騰の長期化、中国の都市封鎖に伴うサプライチェーンの混乱、欧米における金利上昇と景気後退懸念など、先行き不透明な状況が続いています。このような経済・事業環境において、当社グループの当第2四半期連結累計期間の受注は、半導体・液晶生産ライン向け、空港向けシステムが前年同期比で大きく伸長したほか、自動車生産ライン向け、一般製造業・流通業向けシステムは順調に推移しました。売上は、部材の調達に要する時間が長期化している影響等を受けたものの、豊富な前期末受注残高をベースに全体として順調に推移しました。この結果、受注高は4,001億21百万円(前年同期比49.7%増)、売上高は2,777億82百万円(同14.1%増)となりました。利益面では、原材料費・人件費等が高騰した影響を受けたものの、売上高の増加により営業利益は244億66百万円(同20.4%増)、経常利益は248億83百万円(同21.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は170億13百万円(同22.2%増)となりました。なお、受注高、売上高、営業利益、経常利益は第2四半期連結累計期間としては過去最高です。
当第2四半期連結累計期間の当社グループの平均為替レートは、米ドルで124.54円(前年同期108.47円)、中国元で19.14円(同16.77円)、韓国ウォンで0.1005円(同0.0968円)等となりました。為替の変動により、前年同期比で受注高は約344億円、売上高は約150億円、営業利益は約7億円、それぞれ増加しました。
〔セグメントごとの業績〕セグメントごとの業績は次のとおりです。受注・売上は外部顧客への受注高・売上高を、セグメント利益は親会社株主に帰属する四半期純利益を記載しています。報告セグメントに関する詳細は、後記(セグメント情報等)をご覧ください。なお、当社グループのうち、株式会社ダイフク、株式会社コンテックをはじめとする国内の会社は3月末決算、海外子会社はそのほとんどが12月末決算であり、それぞれ2022年4月から9月末、2022年1月から6月末までの期間の状況を記載しています。
① 株式会社ダイフク受注は、一般製造業・流通業向けシステムが好調だった前年同期の実績には及ばなかったものの、半導体・液晶生産ライン向けシステムが大きく伸長し、自動車生産ライン向けシステムは順調に推移しました。売上は、豊富な前期末受注残高をベースに半導体・液晶生産ライン向けは好調に、一般製造業・流通業向け、自動車生産ライン向けシステムは順調に推移しました。原材料費等が高騰した影響を受けましたが、増収に伴いセグメント利益も増加しました。この結果、受注高は1,669億64百万円(前年同期比28.4%増)、売上高は1,195億23百万円(同11.6%増)、セグメント利益は123億39百万円(同15.8%増)となりました。
② コンテックグループ日本市場では、部材調達難の影響はあるものの、製造業の設備投資が回復基調にあることや、半導体関連業界が好調を維持していることから、売上高は増加しました。また、米国市場でも、主力の医療機器業界や空港セキュリティ関連業界向けの販売が回復していることから、売上高が増加しました。この結果、受注高は108億73百万円(前年同期比10.9%増)、売上高は82億60百万円(同14.9%増)となりました。部材価格高騰の影響によりセグメント利益は3億67百万円(同44.8%減)となりました。
③ Daifuku North America Holding Company(DNAHC)グループ受注は、半導体生産ライン向け、自動車生産ライン向け、空港向けシステムが大きく伸長しました。売上は、前期末受注残高をベースに各システムとも順調に推移しました。この結果、受注高は957億91百万円(前年同期比90.4%増)、売上高は730億77百万円(同10.3%増)、セグメント利益は39億64百万円(同58.5%増)となりました。
④ Clean Factomation, Inc.(CFI)
受注は、半導体メーカーの旺盛な投資が続いたことから前年同期の実績を大幅に上回りました。売上とセグメント利益は主に第1四半期に制御部品の入荷が遅れたことなどの影響を受けたものの、第2四半期以降は回復傾向にあります。この結果、受注高は370億69百万円(前年同期比100.0%増)、売上高は170億83百万円(同0.6%減)、セグメント利益は12億54百万円(同24.8%減)となりました。
⑤ その他「その他」は、当社グループを構成する連結子会社69社のうち、上記②③④以外の国内外の子会社です。これらの各社は、マテリアルハンドリングシステム・機器、洗車機の製造や販売等を行っています。主な子会社の状況は、次のとおりです。国内子会社:株式会社ダイフクプラスモアは、サービスステーション、カーディーラー向けの洗車機、トラック・バス用の大型洗車機、及び関連商品の販売等を行っています。第1四半期まで低迷していた販売台数は、顧客への政府補助金政策により第2四半期以降順調に伸びており、年間では前期を大きく上回る見込みです。海外子会社:中国、台湾、韓国、タイ、インドなどに生産拠点があり、一般製造業・流通業向けシステム、半導体・液晶生産ライン向けシステムや自動車生産ライン向けシステムなど、それぞれの事業におけるグローバルな最適地生産・調達体制の一翼を担いつつ、販売・工事・サービスも行っています。また、北中米、アジア、欧州、オセアニアに販売・工事・サービスを行う海外子会社を幅広く配置しています。受注・売上ともに、アジア向け半導体・液晶生産ライン向けシステムが好調に推移したことなどにより大きく増加しました。セグメント利益は、一部の大型案件で追加コストを計上した前年同期から大きく改善しました。この結果、受注高は894億21百万円(前年同期比52.6%増)、売上高は591億77百万円(同27.8%増)、セグメント利益は19億15百万円(同21億18百万円増益)となりました。
〔当社グループの財政状態〕資産は、前連結会計年度末に比べ368億37百万円増加し、5,201億60百万円となりました。これは主に受取手形・完成工事未収入金等及び契約資産が350億96百万円増加したことによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ106億75百万円増加し、2,019億38百万円となりました。これは主に契約負債が102億14百万円増加したことによるものです。純資産は、前連結会計年度末に比べ261億62百万円増加し、3,182億21百万円となりました。これは主に利益剰余金が100億76百万円、為替換算調整勘定が179億92百万円それぞれ増加したことによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ345億46百万円減少し、841億26百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動による資金の減少は、185億76百万円となりました(前年同四半期は274億59百万円の増加)。これは主に税金等調整前四半期純利益が229億19百万円あったものの、売上債権及び契約資産の増加額が214億73百万円、棚卸資産の増加額が151億12百万円あったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動による資金の減少は、57億18百万円となりました(前年同四半期は43億29百万円の減少)。これは主に、固定資産の取得による支出が61億32百万円あったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動による資金の減少は、190億54百万円となりました(前年同四半期は121億49百万円の減少)。これは主に、配当金の支払額が69億36百万円、長期借入金の返済による支出が93億円あったことによるものです。
(3) 資本の財源と資金の流動性及び調達状況についての分析当社グループの資金状況は、主として営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入により必要資金を調達しております。当第2四半期連結累計期間においては、6月から7月にかけて期日が到来した長期借入金93億円を返済しました。また、300億円のコミットメントラインを設定しており、緊急時の資金調達手段を確保しています。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は5,617百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
