【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、2025年3月期を最終年度とした第八次中期経営計画(RISO Vision 25)を策定し、『インクジェット事業を拡大するとともに顧客志向に基づく販売企画体制を構築する』を中期の経営目標に掲げて運営しております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期と比べ増収増益となりました。
売上高は529億4千2百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は36億2千6百万円(同54.7%増)、経常利益は37億7千1百万円(同43.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は28億3千6百万円(同37.4%増)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間の期中平均為替レートは、1米ドル136.51円(前年同期比25.41円の円安)、1ユーロ140.59円(同9.97円の円安)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりです。
①印刷機器事業
当社グループは、印刷機器事業として、高速カラープリンター「オルフィス」を主としたインクジェット事業とデジタル印刷機「リソグラフ」を主とした孔版事業を行っております。
印刷機器事業は、円安影響もあり前年同期と比べ増収増益となりました。売上高は517億9百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は31億4千4百万円(同69.1%増)となりました。
日本では、インクジェット事業の売上が前年同期を上回りましたが、孔版事業の売上は前年同期を下回りました。海外ではインクジェット事業及び孔版事業の売上が前年同期を上回りました。日本の売上高は248億4千6百万円(同0.2%増)、米州の売上高は41億1千5百万円(同45.4%増)、欧州の売上高は117億2千8百万円(同12.1%増)、アジアの売上高は110億1千8百万円(同13.4%増)となりました。
②不動産事業
当社グループは、不動産事業として、ビルの賃貸を行っております。
不動産事業の売上高は、8億2千1百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は5億9千9百万円(同2.7%減)となりました。
③その他
当社グループは、上記の報告セグメントの他、プリントクリエイト事業とデジタルコミュニケーション事業を行っております。
その他の売上高は、4億1千万円(前年同期比38.6%増)、セグメント損失は1億1千6百万円(前年同期は1億3千万円のセグメント損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ以下のとおりとなりました。
総資産は10億円増加し828億3千万円となりました。また、純資産は3億4千2百万円減少し626億2千9百万円となりました。
主な増減内容は、資産の部では、有価証券6億9千5百万円、商品及び製品11億9千9百万円、原材料及び貯蔵品5億3千4百万円、投資有価証券3億7千4百万円、投資その他の資産のその他6億2千9百万円がそれぞれ増加し、受取手形及び売掛金25億7千1百万円が減少しました。負債の部では、支払手形及び買掛金17億7千万円、退職給付に係る負債7億6千2百万円がそれぞれ増加し、未払法人税等6億2千3百万円、賞与引当金8億4千3百万円がそれぞれ減少しました。純資産の部では、利益剰余金5億3千7百万円が減少し、自己株式5億円、為替換算調整勘定5億3千5百万円がそれぞれ増加しました。
この結果、自己資本比率は1.4ポイント減少し75.6%となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は33億2千5百万円です。研究開発活動は主に印刷機器事業によるものであり、その主な成果は次のとおりです。
プロダクションプリンター市場向けブランド「VALEZUS」の新製品として、2022年5月にプリント速度毎分165ページの『VALEZUS T1200』を海外向けに発売しました。
また、2022年9月に両面プリント速度毎分330ページの『VALEZUS T2200』を世界各国で発売しました。コンパクトなシステムでありながら生産性が高い特長を活かし、帳票印刷などの大量印刷用途での設置を進めていきます。
