【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、2025年3月期を最終年度とした第八次中期経営計画(RISO Vision 25)を策定し、『インクジェット事業を拡大するとともに顧客志向に基づく販売企画体制を構築する』を中期的な経営目標に掲げて運営しております。
当第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期と比べ増収増益となりました。
売上高は350億4千7百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益は23億9千3百万円(同71.5%増)、経常利益は25億9千6百万円(同68.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億1百万円(同53.1%増)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の期中平均為替レートは、1米ドル133.97円(前年同期比24.17円の円安)、1ユーロ138.73円(同7.83円の円安)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりです。
①印刷機器事業
当社グループは、印刷機器事業として、高速カラープリンター「オルフィス」を主としたインクジェット事業とデジタル印刷機「リソグラフ」を主とした孔版事業を行っております。
印刷機器事業の売上高は、為替レートの円安影響もあり342億7千6百万円(前年同期比8.6%増)となりました。セグメント利益は21億4百万円(同95.7%増)となりました。
日本では、インクジェット事業の売上が前年同期を上回りましたが、孔版事業の売上は前年同期を下回りました。海外ではインクジェット事業及び孔版事業の売上が前年同期を上回りました。日本の売上高は168億6千8百万円(同1.6%増)、米州の売上高は26億6千8百万円(同54.4%増)、欧州の売上高は75億7千1百万円(同12.3%増)、アジアの売上高は71億6千8百万円(同10.6%増)となりました。
②不動産事業
当社グループは、不動産事業として、ビルの賃貸を行っております。
不動産事業の売上高は、5億4千7百万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は3億9千7百万円(同3.2%減)となりました。
③その他
当社グループは、上記の報告セグメントの他、プリントクリエイト事業とデジタルコミュニケーション事業を行っております。
その他の売上高は、2億2千2百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント損失は1億8百万円(前年同期は9千万円のセグメント損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ以下のとおりとなりました。
総資産は2億1千6百万円増加し820億4千5百万円となりました。また、純資産は4億9千3百万円減少し624億7千8百万円となりました。
主な増減内容は、資産の部では、商品及び製品3億3千9百万円、原材料及び貯蔵品4億9千4百万円、繰延税金資産2億5千9百万円、投資その他の資産のその他6億8千6百万円がそれぞれ増加し、受取手形及び売掛金16億9千1百万円が減少しました。負債の部では、支払手形及び買掛金7億5千2百万円、退職給付に係る負債7億5千6百万円がそれぞれ増加し、流動負債のその他9億1百万円が減少しました。純資産の部では、利益剰余金13億7千1百万円が減少し、為替換算調整勘定14億4千1百万円が増加しました。
この結果、自己資本比率は0.8ポイント減少し76.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果獲得した資金は35億6千7百万円(前年同期比22.9%増)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益26億7千8百万円、減価償却費13億5千6百万円、売上債権の減少額24億7千4百万円によるものです。
投資活動の結果支出した資金は2億5千6百万円(同19.9%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2億4千1百万円、無形固定資産の取得による支出2億1千8百万円によるものです。
財務活動の結果支出した資金は39億6千4百万円(同12.8%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出4億9千9百万円、配当金の支払額33億6千9百万円によるものです。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は20億9千7百万円です。研究開発活動は主に印刷機器事業によるものであり、その主な成果は次のとおりです。
プロダクションプリンター市場向けブランド「VALEZUS」の新製品として、2022年5月にプリント速度毎分165ページの『VALEZUS T1200』を海外向けに発売しました。
また、2022年9月に両面プリント速度毎分330ページの『VALEZUS T2200』を世界各国で発売しました。コンパクトなシステムでありながら生産性が高い特長を活かし、帳票印刷などの大量印刷用途での設置を進めていきます。
