【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループは、2023年2月1日に新グループミッション「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる(Circulate all forms of value to unleash the potential in all people)」を発表いたしました。本ミッションは、旧ミッションである「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」の上位概念として、当社グループが社会に対して果たすべき役割を明記したものです。世界中のあらゆる人をUnleashする(可能性を広げる)存在を目指して、失敗を恐れず大胆な挑戦を続けていきます。新ミッションの実現に向け、筋肉質でグローバルな事業基盤を構築し、成長と収益のバランスを意識した経営を行うことを当期の事業方針に掲げCtoCとBtoC、そしてMarketplaceとFintechのシナジー創出による更なる成長を目指しております。
Marketplaceでは、「CtoCとBtoCの連携強化を通じた出品増」を当期の事業方針として取り組んでおります。当第2四半期は、招待キャンペーンやメルカリ教室などのオフライン施策を通じた新規ユーザ獲得に注力するとともに、中長期での成長に向けた施策のPoC(注1)を推進しました。この結果、MarketplaceのGMV(注2)成長率は前年同期比+10%と概ね想定通りに進捗し、当第2四半期連結累計期間において4,752億円となり、前年同期比で393億円増加し、MAU(注3)は2,153万人となりました。
Fintechでは、「グループシナジー強化による循環型金融の促進」を当期の事業方針として取り組んでおります。さらなるCredit事業の成長と収益基盤の強化に向けてクレジットカード事業への参入を発表し、2022年11月8日から「メルカード」の提供を順次開始しております。会員獲得や利用促進に向けたキャンペーン実施中の初速ではありますが、会員数は好調に伸長しております。提供開始に伴い、「メルカード」の会員獲得や利用を促す投資を開始しておりますが、2021年6月期より推進してきたCredit事業によって一定の収益基盤が構築されており、また、順調に成長を続けていることから、Fintechは当第2四半期においても調整前(注4)営業黒字となりました。
以上の結果、Japan Regionの当第2四半期連結累計期間においては売上高58,427百万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益16,305百万円(前年同期比128.9%増)となりました。
USでは、「出品と購入両方の促進に向けたプロダクトの磨き込みに注力」を当期の事業方針として取り組んでおります。一定の認知度を獲得できている中、ターゲットを絞った効果的な広告によって新規ユーザが増加しMAUは516万人となりました。一方、GMVは引き続きインフレ等による購入鈍化の影響を受け、当第2四半期連結累計期間において528百万米ドル(739億円。月次平均為替レート換算での積み上げ)となり前年同期比で52百万米ドル減少し、以上の結果、USの当第2四半期連結累計期間においては売上高23,022百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント損失6,324百万円(前年同期は4,567百万円の損失)となりました。
これらの結果、全体として当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高84,285百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益5,832百万円(前年同期は1,774百万円の損失)、経常利益5,967百万円(前年同期は1,797百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,202百万円(前年同期は2,728百万円の損失)となりました。
(注)
1.「Proof Of Concept」の略。新しいアイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証やデモンストレーションを指す。
2.「Gross Merchandise Value」の略。流通取引総額のことを指す。
3.「Monthly Active Users」の略。1ヶ月に1回以上アプリ又はWEBサイトをブラウジングしたユーザの四半期平均の人数。
4.Marketplace・Fintech間の内部取引(決済業務委託に関わる手数料)を控除前の営業損益を指す。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産につきましては、前連結会計年度末に比べ35,412百万円増加し、375,275百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・現金及び預金の主な増減理由は「キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
・未収入金は、主に「メルペイスマート払い(翌月払い・定額払い)」の利用増加に伴い、前連結会計年度末に比べ17,380百万円増加しております。
・差入保証金は、主に「メルカリ」及び「メルペイ」の利用金額の増加に伴い、法令に基づいた供託を実施したことにより、前連結会計年度末に比べ24,998百万円増加しております。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末に比べ33,016百万円増加し、334,880百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・借入金は、主に翌月払い及び定額払い債権の流動化を実施したことにより、前連結会計年度末に比べ13,212百万円増加しております。
・預り金は、主に「メルカリ」及び「メルペイ」の利用金額の増加に伴い、前連結会計年度末に比べ16,277百万円増加しております。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,396百万円増加し、40,394百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・資本金は、新株発行に伴い、前連結会計年度末に比べ444百万円増加しております。
・資本剰余金は、新株発行に伴い、前連結会計年度末に比べ444百万円増加しております。
・利益剰余金は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い、前連結会計年度末に比べ1,202百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8,970百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には202,435百万円となりました。なお、現金及び現金同等物には、現金及び預金と有価証券が含まれております。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、21,450百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益5,221百
万円、預り金の増加額16,681百万円、未収入金の増加額17,418百万円、また、差入保証金の増加額24,999百万円に
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、257百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出279百万
円、投資有価証券の取得による支出206百万円、敷金の回収による収入133百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、13,163百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増減額1,411百万
円、長期借入金の借入による収入12,000百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は172百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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