【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における電子機器業界においては、産業用電子機器、民生用電子機器の需要が増加した一方で、電子部品・デバイスの需要が減少し、電子機器業界全体の市場は前年同四半期に比べ微減となりました。ASIC事業においては、これまでの主力分野であるゲーム機器、デジタルカメラ、事務機器分野に加え、産業機器分野における国内外の有力顧客に向け、顧客の機器・サービスのアプリケーションに最適なソリューションを提供しております。その競争力は、顧客のアプリケーションに関する深い理解と独自のコア技術を基に、顧客の課題解決のために、独創的なアルゴリズム・アーキテクチャを搭載したシステムLSIを開発し、提供できることにあります。ASSP事業においては、急速な情報通信技術の革新が進展する中で更なる成長を図るため、今後の成長が見込める通信分野、産業機器分野、エネルギー制御分野等をターゲットとした新規LSI事業の立ち上げに経営資源を集中しております。アナログ・デジタル回路の開発・設計技術の競争力強化と、国内・海外企業との戦略的な協業に取り組み、差別化できる付加価値の高いソリューションを開発・提供することで、将来の収益の重要な柱となる新たな事業の育成を図っております。当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、アミューズメント事業及びASIC事業において需要が堅調に推移し、売上高は365億1百万円(前年同四半期比1.4%増)、営業利益は37億2千2百万円(同4.4%増)となりました。また、為替差益が3億1千6百万円発生した一方で、持分法適用の関連会社であるSiTime Corporationの持分法による投資損失(のれん等償却費を含む)が15億8千4百万円発生したこと等により、経常利益は25億6千4百万円(同40.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億8千9百万円(同41.5%減)となりました。なお、当社グループは単一の事業セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は891億3千万円(前連結会計年度末比1億9百万円の増加)となりました。主要な項目を前連結会計年度末と比較すると、受取手形、売掛金及び契約資産が47億1千9百万円、投資有価証券が15億5千3百万円、投資その他の資産のその他が19億9百万円それぞれ増加した一方で、有価証券が13億5千9百万円、未収入金が63億9千3百万円それぞれ減少いたしました。負債合計は139億5千2百万円(同5億3千3百万円の減少)となりました。主要な項目を前連結会計年度末と比較すると、固定負債のその他が11億2千3百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が8億9千万円、未払法人税等が4億6千6百万円それぞれ減少いたしました。純資産は751億7千8百万円(同6億4千3百万円の増加)となりました。主要な項目を前連結会計年度末と比較すると、親会社株主に帰属する四半期純利益が16億8千9百万円となった一方で、自己株式の消却が26億1千4百万円、剰余金の配当が17億2千7百万円それぞれ発生したこと等により、利益剰余金は26億5千2百万円の減少となりました。また、自己株式の取得が29億9千1百万円、自己株式の消却が26億1千4百万円となったこと等により自己株式が3億2百万円の増加となった一方で、その他有価証券評価差額金が7億8千5百万円、為替換算調整勘定が26億4千万円それぞれ増加いたしました。以上の結果、自己資本は750億2千5百万円となり、自己資本比率は84.2%(同0.4ポイントの上昇)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、188億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億1千5百万円の減少(前年同四半期は104億3千万円の減少)となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、33億8千1百万円の資金の獲得(前年同四半期は88億7千6百万円の資金の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が31億9百万円となり、持分法による投資損失が15億8千4百万円発生したこと、その他の資産が75億2千万円の減少となった一方で、売上債権が47億1千9百万円の増加となったこと、仕入債務が8億9千万円の減少となったこと、法人税等の支払額が18億9千5百万円あったことによるものであります。投資活動によるキャッシュ・フローは、19億7千7百万円の資金の使用(前年同四半期は82億9千9百万円の資金の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が7億7千2百万円、投資有価証券の取得による支出が5億3千5百万円、その他の支出が4億5百万円あったことによるものであります。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合算したフリー・キャッシュ・フローは、14億3百万円の資金の獲得(前年同四半期は171億7千5百万円の資金の使用)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、45億7千5百万円の資金の使用(前年同四半期は52億7千4百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が29億9千1百万円、配当金の支払額が17億2千4百万円あったことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、10億4千6百万円(前年同四半期比12.6%増)となっております。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当第2四半期連結会計期間末における総資産は891億3千万円(前連結会計年度末比1億9百万円の増加)となりました。流動資産は、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、未収入金を中心に445億3百万円(同42億4千8百万円の減少)となりました。主な項目を前連結会計年度末と比較すると、受取手形、売掛金及び契約資産が47億1千9百万円増加した一方で、有価証券が13億5千9百万円、未収入金が63億9千3百万円それぞれ減少いたしました。固定資産では、投資有価証券が15億5千3百万円、投資その他の資産のその他が19億9百万円それぞれ増加いたしました。当社グループの資産構成の特徴はその流動性の高さにあり、総資産の49.9%を流動資産が占めております。流動負債は122億4千5百万円となり、流動比率は363.4%となりました。流動資産から棚卸資産44億6千5百万円を控除した資産の額は400億3千8百万円となっており、総資産の44.9%を占めております。このような資産構成は、当社グループが資金を長期に亘り固定化する生産設備等の資産を持たないファブレスメーカーとして事業を展開してきた結果であります。当社グループは、今後も流動性の向上と健全な資産構成のバランスシートの維持に努めてまいります。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は139億5千2百万円(同5億3千3百万円の減少)となりました。負債の主な内容は、LSI製品の製造委託先からの仕入等に対する仕入債務64億5千3百万円となっております。主な項目を前連結会計年度末と比較すると、固定負債のその他が11億2千3百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が8億9千万円、未払法人税等が4億6千6百万円それぞれ減少いたしました。純資産は751億7千8百万円(同6億4千3百万円の増加)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益が16億8千9百万円となった一方で、自己株式の消却が26億1千4百万円、剰余金の配当が17億2千7百万円それぞれ発生したこと等により、利益剰余金は26億5千2百万円の減少となりました。また、自己株式の取得が29億9千1百万円、自己株式の消却が26億1千4百万円となったこと等により自己株式が3億2百万円の増加となった一方で、その他有価証券評価差額金が7億8千5百万円、為替換算調整勘定が26億4千万円それぞれ増加いたしました。以上の結果、自己資本は750億2千5百万円となり、自己資本比率は84.2%(同0.4ポイントの上昇)となりました。
