【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、資源価格の高止まりや世界的な金融引き締め、円安の進行を背景とした物価上昇など、先行き不透明な状況が続いておりますが、雇用や所得環境が改善する中で経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループにおきましては、全社的な業務改善とムダの廃除やDX推進等を柱として安全・品質・コスト・納期の最適化や販売価格の適正化に取り組んでまいりました。
その結果、電磁開閉器や電力会社向け配電自動化用子局の需要は減少したものの、配電用自動開閉器や配電盤及びシステム機器の需要が堅調に推移したことにより、当第2四半期連結累計期間の売上高は12,704百万円(前年同期比11.5%増)となりました。
損益面につきましては、売上高の増加や一部製品において材料コストの上昇に伴う価格改定を実施したことなどにより、営業利益は840百万円(同106.3%増)、経常利益は1,068百万円(同47.2%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、706百万円(同30.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①産業用配電機器事業
産業用配電機器事業の売上高は10,339百万円(同12.9%増)となりました。製品区分別の詳細は以下のとおりとなります。
(電子制御器)
電磁開閉器につきましては、欧州環境対応機器などによる海外向け需要が好調に推移しましたが、一部海外向けにおいて計画を下回ったことにより、売上減となりました。
電力会社向け配電自動化用子局につきましては、一部製品において部品入荷が滞り生産に影響が生じたため、売上減となりました。
その結果、電子制御器全体の売上高は3,014百万円(同5.5%減)となりました。
(配電用自動開閉器)
主力製品である波及事故防止機器(通称SOG開閉器)につきましては、継続的に回復してきた需要に加え、一部製品の価格改定に伴い、売上増となりました。
電力会社向け配電用自動開閉器につきましては、次世代型への更新需要の拡大や配電設備の取付工事の推進などにより、売上増となりました。
その結果、配電用自動開閉器全体の売上高は5,581百万円(同15.2%増)となりました。
(配電盤及びシステム機器)
配電盤につきましては、調達部品の入荷遅延の影響や案件先送りなどがあったものの設備更新案件や定期メンテナンス等の需要により、売上増となりました。
システム機器につきましては、新規顧客の開拓や設備更新工事等の需要の増加、排水処理施設に関する工事案件数の増加により、売上増となりました。
その結果、配電盤及びシステム機器の売上高は1,743百万円(同55.5%増)となりました。
②プラスチック成形加工事業
樹脂成形分野における部品等につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞していた自動車業界の需要が回復傾向に転じたことから、売上高は1,495百万円(同4.1%増)となりました。
③金属加工事業
金属加工における部品等につきましては、産業用機械の需要が好調に推移したことから、売上高は834百万円(同9.7%増)となりました。
④その他
プラスチック成形加工事業に付随する金型加工やソフトウエア開発等につきましては、需要が減少したことから、売上高は34百万円(同11.1%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は19,786百万円となり、前連結会計年度末に比べ102百万円増加いたしました。これは主に原材料及び貯蔵品が385百万円増加したことによるものであります。固定資産は9,273百万円となり、前連結会計年度末に比べ138百万円増加いたしました。これは主に投資その他の資産に含まれる投資有価証券が312百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は29,059百万円となり、前連結会計年度末に比べ240百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は6,438百万円となり、前連結会計年度末に比べ532百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が528百万円減少したことによるものであります。固定負債は2,951百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円増加いたしました。これは主に退職給付に係る負債が13百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は9,389百万円となり、前連結会計年度末に比べ519百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は19,670百万円となり、前連結会計年度末に比べ759百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が483百万円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より504百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末残高は6,072百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は101百万円(前年同期は465百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上1,068百万円や仕入債務の減少558百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は303百万円(前年同期は247百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出207百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は235百万円(前年同期は210百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払222百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、91百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
