【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限の緩和により、社会経済活動の正常化が進み、景気に持ち直しの動きがみられました。一方、長期化する半導体の供給不足による部品供給の滞りやウクライナ情勢等を背景とする原材料やエネルギー価格の高騰、金利・為替・株式等の金融市場の変動等の影響もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは、2021年4月からスタートした中期経営計画において、企業価値向上に向けて、「存在意義の確認」を継続して取り組んでおります。情報通信事業では、24時間365日対応の強みを活かし、ネットワークシステム・クラウドPBX・マルチゲートウェイ等の新規事業および保守料・利用料を増やし、売上増加と収益性の向上を目指しております。保守料は概ね順調に推移しましたが、新規事業は、立ち上がりに時間が掛かっています。成長が見込まれる照明制御事業は、競争の激しいゼネコン等への組織的なアプローチで、売上規模拡大に取り組みました。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は39億11百万円(前年同四半期比0.8%増)となり、営業利益は1億96百万円(前年同四半期比80.5%増)、経常利益は2億53百万円(前年同四半期比55.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億85百万円(前年同四半期比76.6%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
① 情報通信事業従来のネットワークインフラの設計・提案・構築、お客様の問題解決につながるソリューション提案を積極的に展開いたしました。また「社会福祉協議会向け会員総合情報システム[ここる]」「各種子供施設様向け支援システム[CoDMON]」「様々な設備をつなぐソフトウェア[マルチゲートウェイ]」等のネットワークインフラ構築と利用料ビジネスを推進しました。保守料が概ね順調に推移したことに加え、収益性向上策の推進により利益率の向上につながりました。以上の結果、当セグメントの売上高は35億76百万円(前年同四半期比1.3%増)、営業利益は1億89百万円(前年同四半期比76.6%増)となりました。
② 照明制御事業DALI制御による照明制御システムの設計・販売・施工を軸として、売上規模の拡大のため、ゼネコン等を中心に積極的にビジネスを展開いたしました。新築ビル案件のスマートビル化対応では[マルチゲートウェイ]の需要が増えており、大手ゼネコンや照明メーカーとの他社協創も進めています。しかしながら、前年同四半期と比べて、受注残売上が少なかった影響により売上が前年を下回りました。 以上の結果、当セグメントの売上高は2億90百万円(前年同四半期比4.6%減)、営業損失は19百万円(前年同四半期は営業損失21百万円)となりました。
③ 不動産賃貸事業不動産の賃貸を事業としており、売上高は45百万円(前年同四半期比0.1%増)、営業利益は26百万円(前年同四半期比15.5%増)となりました。
(2) 財政状態の分析当第3四半期連結会計期間末の総資産は77億25百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億27百万円減少しました。これは主に、受取手形、完成工事未収入金等及び契約資産が3億89百万円、現金預金が2億11百万円減少したこと等によります。 当第3四半期連結会計期間末の負債は26億53百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億81百万円減少しました。これは主に、支払手形・工事未払金等が3億20百万円、未払法人税等が1億43百万円、賞与引当金が1億16百万円減少したこと等によります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は50億71百万円となり、前連結会計年度末と比較して54百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が43百万円増加したこと等によります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間において、研究開発は行われておりません。
